Nothingは5日、以前からその存在を公表していたAndroidスマートフォン「Nothing Phone (2a)」を正式に発表した。日本国内でもすでに先行予約受付を開始しており、3月末から順次発送を予定している。現在は12+256GBモデルのみで、価格は5万5800円(8+128GBモデルの発売時期は後日予定)。
ミドルハイとしては最高クラスの性能で5万円台半ば
デザイン重視の姿勢はこれまでと変わらず
発表会や同社サイトでは、2022年にリリースした「Nothing Phone (1)」との比較で、その性能が上回っている点をアピールしている。
SoCには、MediaTekと共同開発したという「Dimensity 7200 Pro」を採用。大型のグラフェンシートを採用するなど、冷却性能を強化したことにより、安定して高性能を出せる点をアピールする。Antutu 10のスコアは74万点台で、ミドルハイクラスの中ではトップクラスの性能とする。
カメラについては、メイン・超広角ともに5000万画素。特にメインカメラについてはOIS(光学式手ぶれ補正)も搭載。前後8フレームの合成で高精細な写真を記録する「Ultra XDR」を始め、電子式と光学式のダブルの手ぶれ補正でクリアな4K動画を撮影できる点も紹介した。
ディスプレーは6.7型有機EL(1084×2412)でリフレッシュレート120Hz対応。最大輝度は1300ニト。Nothing Phoneと言えば、ベゼルの太さが上下左右均等なこともデザインの特徴だが、(1)の2.6mmに対し、2.1mmとさらに細くなり、画面占有率は91.65%にまで達している。
そのほかのスペックでは、デュアル5G、IP54ながら防水・防塵対応、NFC(FeliCaに関する記述はない)、ディスプレー内蔵の指紋センサー、5000mAhバッテリー(45W充電対応)などがある。
Nothing PhoneではおなじみのGlyph Interfaceは、カメラ周りに3ヵ所と若干省略された印象だが、印象が変わったカメラ部を取り囲むようにするなど、デザイン重視の姿勢は変わらず。ソフトウェアについても同様で、Android 14ベースのNothing OS 2.5では色数を減らしたウィジェットやUIで独自の体験が得られるようになっている。
「Nothing Phone (2a)」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.7型有機EL(20:9) 120Hz対応 |
画面解像度 | 1084×2412 |
サイズ | 76.32×161.74×8.55mm |
重量 | 190g |
CPU | MediaTek Dimensity 7200 Pro 2.8GHz(8コア) |
内蔵メモリー | 8/12GB |
内蔵ストレージ | 128/256GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 14(Nothing OS 2.5) |
対応バンド | 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28 /38/40/41/66/77/78 LTE:1/3/4/5/7/8/18/19/20 26/28/38/39/40/41/42/66 W-CDMA:1/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | 5000万画素+5000万画素(超広角) イン:3200万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(45W対応) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
防水/防塵 | △/△(IP54) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | ブラック、ミルク |
価格 | 5万5800円(12/256) |
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