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メルカリ、真贋鑑定サービス開始。スニーカーやトレカ、バッグなど

2024年03月04日 19時15分更新

 メルカリは3月4日、メルカリで出品された商品が正規品か否かの鑑定を真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS(フェイクバスターズ)」を運営するIVAに依頼し、IVAが規定した基準を満たしていると判断された商品に限って売買が成立するサービス「あんしん鑑定」を一部カテゴリーを対象に提供開始した。同日より一部のユーザーを対象に提供し、段階的に対象を拡大していく。

 本サービスを利用することで、出品者から発送された当該商品がIVAに届けられ、同社の規定する鑑定基準を満たしていると判定された場合には商品が購入者に送られる。一方で、当該商品が鑑定基準を満たさず正規品と断定できない場合には、取引は自動的にキャンセルとなり、商品は出品者に返送され、購入者が支払った商品代金と鑑定手数料があわせて返金される。

利用方法

 本サービスを利用するには、出品者は、商品の情報入力画面からオプションにあるあんしん鑑定を選択し、取引成立後に通常の出品と同様、商品サイズと発送場所を選択し、発送場所で発送手続きをする。なお、あんしん鑑定の対象となっている商品カテゴリーとブランドを選択した場合のみ利用できる。

 購入者は、購入手続きから「あんしん鑑定設定」を選択し、「あんしん鑑定を利用する」を選択。「購入の確認」画面で表示された「鑑定手数料」の金額を確認の上、「購入する」を選択することで利用できる。出品者があんしん鑑定を選択している商品についてのみ利用可能。

 鑑定手数料は、スニーカーは1900円、トレーディングカード(未開封BOX:1箱あたり)は1700円、トレーディングカード(シングルカード)は1700円、バッグは4500円。鑑定手数料は、購入者の負担となる。

 メルカリでは、権利侵害品の出品対策として、2014年より「権利者保護プログラム」の運用を開始し、これまで1000社以上の権利者と連携してきた。また、カスタマーサービスによる24時間365日対応の監視体制やAIによる違反検知システムの運用など、権利侵害品への対策を実施。さらに、意図せず権利侵害品を購入してしまった場合も、返品・補償対応により安心して利用できる取り組みも推進している。

 一方で、特許庁によると、政府模倣品・海賊版対策総合窓口に寄せられる模倣品・海賊版に関連する相談・情報提供の件数は、2019年以降増加しているという状況で、メルカリ利用者からも「偽物を買ってしまうことが怖い」という声があるという。こうした背景から、今回、IVAに商品が正規品か否かの鑑定を依頼できるあんしん鑑定の提供開始を決定した。

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