カメラのフィルムを現像できる店が激減しているのにビックリしたジャイアン鈴木です。ほんの数年前は徒歩圏内に1店、車で10分未満のところに1店あったのですが、今回フィルムを現像しようとしたら両方とも閉店していました。
というわけで我が町から、フィルムカメラで撮影した写真を数時間後にはネットからダウンロードできるような利便性は失われてしまったのですが、元々便利さを求めていたわけではないのでノーダメージ。撮影した写真をすぐに見られないのも、フィルムカメラならではの味わいというもの。今回は「組み立てる」、「撮る」、「現像する」が全部楽しめる、ロモグラフィーの組み立て式一眼レフカメラ「Konstruktor F Camera」のサンプルを提供してもらったので、実際に組み立ててみたいと思います。
組み立てて楽しい
構造を学べて役に立つ「手作り一眼レフカメラ」
「Konstruktor F Camera」は、組み立てる楽しみを味わえ、構造を学べる「手作り一眼レフカメラ」。プラモデルと同様にランナーからパーツを取り外し、組み立てていく必要があります。ちなみに筆者が組み立てに要した時間は約2時間。撮影やメモを取りながら組み立てたので普通より時間がかかっていますが、なかなか手応えを感じられる組み立てキットだと思います。
カメラとしてのスペックの前に、実際に組み立てた感想をお伝えすると、なかなか難しいキットでした。接着剤を使わず、パーツははめ込むか、ネジ止めするだけなので、組み立て自体にテクニックが必要というわけではないのですが、説明書が10ヵ国語対応で、日本語も含まれていますが、多言語対応なぶんいくつか説明不足な箇所がありました。
タミヤのラジコンキットのように組み立てのコツなどは記載されていないので、構造を理解しつつ、ある程度試行錯誤しながらパズルを解くように作っていく必要があります。ただ、やや難易度が高いぶん、完成したときの喜びはひとしお。またパーツの働きを考えながら組み立てることで、カメラの構造をより深く理解できます。
この組み立て工程は「Konstruktor F Camera」の大きな売りです。今回は組み立て工程の早回し動画を用意したので、雰囲気だけでも感じ取っていただければ幸いです。(悪戦苦闘する私の様子を最後までぜひご覧ください)
動画を踏まえて作ったときの感想を補足すると、パーツが硬くて、割れちゃうかも! ……と怖いところがいくつかありました。予備のパーツを単体購入できるのかどうか気になるところです。
あと使い慣れた工具があったほうが断然よいですね。ドライバーは付属していますが、細くて、小さいので、力加減がちょっと難しいです。またできればピンセットがあると、小さいスプリングをはめるのがラクになります。レンズ回りを触るときはゴム手袋をしていると指紋が付きにくくてよいですよ。
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