週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

カメラがロボットっぽい!? バロセロナで先行公開のNothing Phone (2a)を見てきた!

2024年02月29日 13時05分更新

正式発表は3月5日だが、MWCのパーティーで外観だけ公開
(1)より性能は上?な「Nothing Phone (2a)」

 MWC 2024に合わせて、2月27日にNothing Technologyが最新モデル「Nothing Phone (2a)」をお披露目しました。と言っても、「はい、どうぞ」と手渡されて試せたわけではありません。同モデルは3月5日に正式発表されることが予告されています。今回はメディア向けのパーティーで、透明のケースに飾った状態で公開されました。なので、ただ見ただけです。触れてはいません。

Nothing Phone (2a)

Nothing Phone (2a)がお披露目。ただし、今回はケースの中に入っているだけだった

 Nothing Phone (2a)に関する情報は、すでにNothingがSNSで小出ししているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。「Nothing Phone (2)」の廉価版という位置付けです。ですが、「Nothing Phone (1)」よりも満足度が高い製品に仕上がっているとのこと。すでに日本向けの公式サイトにも製品画像が公開され、日本でも発売することが明らかにされています。

 メディア向けパーティーはバルセロナ市内のレストランで開催。おそらく100人以上のメディア関係者が参加していたと思われます。店内にはNothing Phone (2a)がデザインされたパネルが設置されていて、そこに登場したのは、Nothing Technologyの共同創業者の1人で、マーケティングを担当するアキス・イワンジェリディス氏です。

Nothing Phone (2a)

パーティー会場にはNothing Phone (2a)の大きなパネルが置かれていた

Nothing Phone (2a)

そこにアキス・イワンジェリディス氏が登場。日本向けの製品説明会にもオンラインで登場する、メディアにはおなじみの方だ

 イワンジェリディス氏は「私たちがNothingを始めたのは3年以上前。当時はパンデミックの真っ最中でした。それから3年半、私たちは250万台以上の製品を販売しました。難しい業界で、これだけの成果を上げたことを非常に誇りに思っています」と語りました。

 新しく発表する製品については「この製品は、私たちが最初に作ったスマートフォンのコンセプトに非常に近いんです。だから、すごく楽しみなんだ。すごく興奮しているよ」と熱く語り、来場者と一緒にカウントダウン。そして、Nothing Phone (2a)が披露されました。

Nothing Phone (2a)

3月5日の発表会を予告する布に隠された何かが数台置かれていた

Nothing Phone (2a)

そしてNothing Phone (2a)が登場した

今回公表されたのはホワイトのみ
ブラックはない? それとも正式発表時?

 Nothing Phone (2a)のサイズは、Nothing Phone (2)と同等と思われます。(2)のカラバリはホワイトとダークグレーの2色ですが、パーティーで公開された(2a)はホワイトだけだったので、(2a)は1色だけなのかもしれません(まだ隠しているのかもしれません)。ボタン配置は(2)と同じ。右側に電源ボタン、左側に音量ボタンがあります。従来モデルも同じ配置ですが、Androidの一般的な配置ではなく、iPhoneと同じ配置なので、iPhoneからの乗り換えを意識しているのかも。

Nothing Phone (2a)

右側面に電源ボタン

Nothing Phone (2a)

左側面に音量ボタン

Nothing Phone (2a)

上部はマイクのみ

 底部はしっかりとは見えなかったのですが、(2)と同じようにSIMスロット、USB-Cポート、スピーカーを搭載しているはずです。イヤホンジャックは非搭載。

 これまでの2製品との大きな違いは2つあります。まず、デュアルカメラの位置が、左上の縦並びから中央の横並びに変わりました。スマホのカメラとしてはユニークな配置で、ロボットの目玉にも、豚の鼻のようにも見えたりします。

Nothing Phone (2a)

デュアルカメラを横並びで配置。透けて見える部分のデザインも変更されている

Glyph Interfaceはカメラ周りのみに
SoCはDimensity 7200 Pro、メモリーは12GBと公表済み

 もう1つは、Nothing Phoneの最大の特徴である「Glyph Interface」。従来モデルは背面パネルの広い部分にLEDが搭載され、着信時などにまぶしいほどに光りますが、(2a)で光るのはカメラ周りの3ヵ所だけのよう。これを物足りないと感じるか、これくらいで十分と思うかは分かれそうですね。このあたりも製造コストを抑える要因になっているのでしょう。

 Nothing Phone (2a)の詳細なスペックは公開されていませんが、プロセッサーに「MediaTek Dimensity 7200 Pro」を採用し、メモリー12GBであることなどは明らかにされています。価格は400ドル(約6万円)という噂が流れていますが、どうなんでしょう。本当だとしたら、ミドルハイクラスにしては安いように思います。正式は発表を待ちましょう!

Nothing Phone (2a)

Nothingは、MWC 2024には出展していないが、どこかから「BEST OF MWC」という評価を受けたようだ


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります