ユービーアイソフトは2月26日、PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox series X|S/Xbox One/PC(Windows)向けタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』について、Year9のロードマップを公開した。
アクション満載の4シーズン、2人の新オペレーター、オペレーター2人のリマスター、バランス調整、チュートリアルおよび訓練機能の改善、クロスプレイのアップデート、最新の機械学習によるVS AIプレイリスト、さらなるチート対策および迷惑行為対策、究極のシューター体験を補強する、そのほかさまざまなアップデートが含まれる。
『レインボーシックス シージ』Year8では、ポジティブなプレイを評価するのコメンデーションシステムや、4人の新オペレーター、1つの新マップ、マップの大規模刷新、新たなコントローラー設定、業界初のチート検知システム「マウストラップ」、新アーケードプレイリストなどが新たに導入された。UbisoftはYear9でも、『レインボーシックス シージ』の豊かでフェアなゲームプレイを守るために引き続き取り組んでいくという。
なお、Year9のロードマップの詳細は、下記のページより参照できる。
・Year9ロードマップ
https://rainbow6.com/roadmap
●YEAR9ロードマップ
Year9最初のシーズン「Operation Deadly Omen」では、恐怖の攻撃オペレーター「DEIMOS」がオペレーターとして登場し、インベントリ管理メニューの追加をはじめとする重要なアップデートが行なわれる。
「ロッカー」と呼ばれるこのシステムは、プレイヤーが所持するスキンのコレクションの管理、閲覧、アクセスを容易にするためのもの。Year8シーズン4のテストサーバーラボに続くアップデートには、よりバランスのとれたプレイを実現する、シールドシステムの刷新や、アタッチメントおよびADS(エイム)のアップグレードなどが含まれる。
ADSのアップグレードは、ズームスコープの使用を減らすことで戦術的なプレイスタイルを強化し、より組織的なプレイが報われるようになることを目的としている。
シーズン2のオペレーターリマスターでは、フルアップグレードされたオペレーターが再実装され、人気オペレーターたちに新たな命が吹き込まれる。その先陣を切るのは初期オペレーターの新兵2人だ。また、シーズン2では、評価システムとシージ・マーケットプレースがフルリリースされ、スタンダードプレイリストにはマップフィルターが、マップ訓練プレイリストには新マップや新ターゲットドリルが追加される。
シーズン3では、ギリシャ出身の新オペレーターの登場、待望のバッジとキャリアシステムの追加、マッチメイク中の射撃練習場の利用、シージカップ、VS AIモードの刷新(プレイヤーが防衛側、AIが攻撃側としてプレイ可能になる)など、さまざまなコンテンツが追加される。バッジシステムは、プレイヤーの功績を称えるためのもので、プレイヤーが自分たちの実績をアピールし、それに報いることができる。
また、「シージカップ」イベントでは、トーナメント形式の対戦が行なわれ、プレイヤーに限定のリワードを提供します。新たなVS AIプレイリストでは、機械学習でプレイスタイルを再現した特定の攻撃オペレーターを相手に、防衛オペレーターとしての動きを練習できる。
シーズン4のアップデートでは、アメリカ出身の人気オペレーターのリマスターや、コンソール版のプレイヤーがPC版のマッチメイキングにアクセスできるようになるクロスプレイ関連のアップデートなどが行なわれます。
また、シーズン4では、チート使用者を自動的に除外し、マッチ中のチート使用による負の影響を最小化するためのシステムの導入によってチート対策をさらに強化する。
●プレイヤーの保護
『レインボーシックス シージ』は、引き続きすべてのプレイヤーに豊かで公平なゲームプレイを保証し、あらゆる迷惑行為やチート行為を禁じる。新たに設置されたストライクチームが、PC版のQBシステムや、コンソール版のマウストラップなど、チート対策のアップデートおよび強化に取り組む。
Year9は、ランクマッチのプレイリストの新要件や、評価システムのアップデート、データBANの改善など、プレイヤーの保護機能を引き続き強化していく。特に、機械学習ベースのデータBANを改良し、チート使用者の影響をより効果的に軽減できるようにすると同時に、PC版におけるアカウントBANも強化した。マウストラップシステムも評価システムとともに導入され、テキストチャットの自動監視システムもフルリリースされる。
●プレイ時の快適性と長期的進行要素
Year8のアップデートに引き続き、プレイ時の快適性にフォーカスしたアップデートも行なわれる。プレイ時の快適性の強化は、QOLを向上させ、よりスムーズな『レインボーシックス シージ』体験を実現させることを目的としている。
シーズン1「Operation Deadly Omen」では、ラペリングをよりスムーズに開始・終了できるようになったり、ガジェットの拾いやすさの改善などが行なわれる。
今シーズンでは、ロッカーが導入され、収集したアイテムの整理・管理がしやすくなる。さらに、プレイヤーの功績を称えるバッジおよびキャリアシステムが新たに導入され、バッジを獲得したり、キャリアページで自分の進捗を確認したりできるように。
また、発射体の軌道、ドローンジャンプ、展開型ガジェットなどのメカニクスのプリビジュアライゼーションが可能になる。これによってより正確にガジェットを使用できるようになり、新規/復帰プレイヤーがゲームに馴染みやすくなるだろう。
軌道のプリビジュアライゼーションは全ゲームモードで利用可能で、設定でオン・オフの切替が可能だ。
さらに、Year9では、カスタムゲームへの1v1のプリセットの追加やマッチメイキングシステムの改良など、マッチの改善も行なう予定。ダイナミックマッチメイキングでは、各地域に合わせた調整が実施され、プレイする場所や時間に関わらず、適切にマッチメイキングが行なわれるようになる。
開発チームは、マッチの結果をより見やすくし、プレイしたマッチの詳細を提供する事後レポート2.0の導入も予定しているという。
●バランス調整
今年の『レインボーシックス シージ』におけるバランス調整の目的は、ガンプレイとユーティリティのバランスを重視することで、ラン&ガンよりも、ユーティリティと戦略的プレイを強調させることだ。
この調整によっては、状況に関わらず、ガンプレイ以外の選択肢があることを保証することと、攻撃オペレーターのラインアップを強化することを目指す。
Year9では、開発チームはカテゴリーを3つに分けて、有意義なバランス調整を行なうことを目指した。1つ目は、オペレーター、ロードアウト、ガジェットのアップデートで、その時々のゲームプレイのニーズに常に応えられるようにした。2つ目は、システムのアップデートで、ショットガンやアタッチメントのアップデートなどのように、グローバルにゲームに影響を与えるものを個別に分けている。重要なカテゴリーである3つ目のリマスターは、もっとも掘り下げた変更で、オペレーターの基本ステータス、ロードアウト、ガジェット能力などに影響を与える。
オペレーターのリマスターとは、ここ数年のTACHANKAのように、ゲーム内での使用方法を再構築すること。オペレーターリストがプレイに影響をおよぼし続けるために、リマスターの対象となるオペレーターはそれぞれのピック率やBAN率から、または以前のバランス調整が効果的でなかった場合に選ばれる。
最終的には、開発チームは2人のオペレーターのリマスターを行ない、SOLIS、AZAMI、FENRIRなどのバランス調整も行なう。シーズン1ではLMGとともにアタッチメントのアップデートおよびバランス調整も行なわれ、この武器クラスがより実用的になる。
●訓練とチュートリアル
『レインボーシックス シージ』を新規プレイヤーにとってより馴染みやすいものにするため、Year8で導入されたチュートリアル機能が、新コンテンツの追加を含めて刷新され1年を通してアップデートを重ねていく予定。
Year9では、昨シーズンから導入されたVS AIとマップ訓練プレイリストモードがアップグレードされる。
シーズン1では、VS AIモードにオペレーターとマップが追加され、AIの動きに基づいて戦略を組み立てる練習ができるように。シーズン2では、オペレーターとマップのさらなる追加をはじめ、ターゲットドリルの大規模アップデートや、新プレイリスト「マップ訓練」の追加、訓練の改良などが行なわれる。シーズン3では、射撃練習場に新たなカバーレーンおよびドローンドリルプレイリストが登場し、VS AIプレイリストにはオペレーターとマップが追加される。
これらの新たな機能により、対戦プレイの腕や戦略を組み立てる能力を磨くことができるだろう。
最後に、シーズン4では、オペレーターとマップの追加など、VS AIおよびマップ訓練プレイリストへのさらなるアップデートが行なわれる。マップの全容を把握しておくことはマッチで勝利するためのカギとなる。練習できるマップが増えれば、各マップでより効果的な戦略を組み立てられるようになるだろう。
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