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強い言葉を使うメール・SMSはニセモノです

訴訟をチラつかせるニセりそな銀行の詐欺メールに注意

2024年02月26日 10時00分更新

偽Webサイトに誘導してログインIDを窃取する手口です

ニセりそな銀行の詐欺メールが増加中

 フィッシング対策協議会の発表によれば、りそな銀行を装ったフィッシングの報告が増えているとのこと。

 これは、“金融庁のガイドラインに基づいた定期確認を実施していたところ、マネーロンダリングに関わる異常な取引が発覚したため、至急利用確認せよ。回答がない場合は法的処置を講じる”という内容のメールを送り付けることで被害者をフィッシングサイト(偽Webサイト)に誘導し、ログインIDなどを盗み取るというもの。

 同協議会では、こうした偽WebサイトにログインIDを絶対に入力しないよう呼び掛けています。りそな銀行と言えば、国内では3大メガバンクに次ぐ規模を誇り、個人口座は1600万を数えます。ユーザーも多いでしょうから注意が必要です。

 またメール文には、「ご回答いただけないお客さまにおかれましては、法的な処置まで講じさせていただく」などと過激な文言が並んでいますが、どう考えても日本で4番目の銀行グループがメールで記す内容ではありません。強い言葉が使われているメールやSMSを見たら、素性が怪しいと考えてください。

 なお、りそな銀行からも注意喚起が発表されていますので、口座をお持ちの方は確認しておくと良いでしょう。

りそな銀行を装ったメール件名の一例

【りそな銀行】必ずご回答ください/お客様の直近の取引における重要な確認について

【りそな銀行】【重要】お客様の口座が凍結されました。

【重要・緊急】りそな銀行入金制限のお知らせ

※上記以外の件名も使われている可能性があります。

りそな銀行を装ったフィッシングメールの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

りそな銀行を装ったフィッシングサイトの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 今後、フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。

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