端末価格6万3000円、新規/MNPでの契約時(「シンプル2 M/L」加入時)は3万9800円と衝撃の安さでY!mobileから登場した折りたたみスマホ「Libero Flip」。2月29日の発売を前に、実機を試す機会を得たので、今回はまず簡単なフォトレポをお届けしよう。
120Hz対応の有機ELを搭載 基本スペックはミドルクラス+α
まずは基本スペックのおさらいから、Libero FlipはZTE製の縦折り型の折りたたみ機で、開いた状態では約21:9の6.9型有機EL(1188×2790)、閉じた状態では円形のサブディスプレー(466×466)を搭載する。
メインディスプレーについては、公式スペックには表記はないが120Hzリフレッシュレート対応なのはうれしい点。サブディスプレーはタップで時計やバッテリー残量を表示。顔認証でロックを解除すると、通知の表示やカメラ(自撮り)、着信応答、天気、歩数、ボイスレコーダー、タイマーといった限定された機能が利用できる。
そのほかのスペックは基本的にはミドルクラス+αと見ていいだろう。SoCはSnapdragon 7 Gen 1、6GBメモリー、128GBストレージ、5000万画素カメラ+200万画素カメラ(深度)、4310mAhバッテリー、Android 13など。FeliCaはサポートするが、防水防塵はIP42と撥水レベル止まり。ネットワークでは、対応バンド的にソフトバンク網での利用が前提だが(ドコモ/auのプラチナバンド非対応)、nanoSIM+eSIMはサポートする。
折りたたみでのヒンジの隙間は無し
ライバルと比べると若干大柄な本体ではある
価格が価格だけに、すでに登場している縦折りの折りたたみ機と比較しての明確な差異を探したが、短時間では必ずしも見つからなかった。ヒンジの隙間は無しでピッタリ折りたためるし、前述のように120Hz対応でスクロールもまずまず滑らか(もちろんハイエンド機との差はある)。
ただ、カメラが実質1眼なのと、メモリーが6GBという点がやや不安が生じることに加え、サイズ、特に横幅が結構あり(閉じた際で約76×88×15.5mm、Galaxy Z Flip5は約72×85×15.1mm)、重量もそれなりなので(約214g、同約187g)、「あれっ、なんか折りたたんでもデカくない?」という感じはしたのだが、その分、画面サイズやバッテリー容量も大きめなので、そこは好みの範疇になるだろう。
いずれにしても価格面で圧倒的に魅力のある本機。折りたたみスマホが一般層に普及していくきっかけになるだろうか、期待の1台であることは間違いない。
Y!mobile「Libero Flip」の主なスペック | |
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メーカー | ZTE |
ディスプレー | 6.9型有機EL(約21:9)+1.43型 |
画面解像度 | 1188×2790/466×466 |
サイズ | 約76×170×7.3mm 約76×88×15.5mm |
重量 | 約214g |
CPU | Snapdragon 7 Gen 1 2.4GHz+2.36GHz+1.8GHz(8コア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 13 |
5G最大通信速度 | 下り最大2Gbps |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 LTE:1/2/3/4/8/12/17/41/42 W-CDMA:1/2/4/8 3バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ | アウト:約5000万画素(標準) +約200万画素(深度) /イン:約1600万画素 |
バッテリー容量 | 4310mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ×/×(IP42) |
生体認証 | ○(側面指紋+マスク対応顔) |
SIM形状 | nanoSIM+eSIM |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | ゴールド、ホワイト、ブルー |
発売時期 | 2月29日 |
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