週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

予想以上に弱点少なめ!? MNPなら3万9800円の折りたたみスマホ 「Libero Flip」を高速実機レポ

2024年02月25日 12時00分更新

 端末価格6万3000円、新規/MNPでの契約時(「シンプル2 M/L」加入時)は3万9800円と衝撃の安さでY!mobileから登場した折りたたみスマホ「Libero Flip」。2月29日の発売を前に、実機を試す機会を得たので、今回はまず簡単なフォトレポをお届けしよう。

Libero Flip

ワイモバから登場のZTE製折りたたみ機をいち早くテストしました!

120Hz対応の有機ELを搭載 基本スペックはミドルクラス+α

 まずは基本スペックのおさらいから、Libero FlipはZTE製の縦折り型の折りたたみ機で、開いた状態では約21:9の6.9型有機EL(1188×2790)、閉じた状態では円形のサブディスプレー(466×466)を搭載する。

Libero Flip

背面には円形のサブディスプレーが

Libero Flip

メインディスプレーは120Hz対応。サブディスプレーは着信応答のほか、右画面のような機能を利用できる

 メインディスプレーについては、公式スペックには表記はないが120Hzリフレッシュレート対応なのはうれしい点。サブディスプレーはタップで時計やバッテリー残量を表示。顔認証でロックを解除すると、通知の表示やカメラ(自撮り)、着信応答、天気、歩数、ボイスレコーダー、タイマーといった限定された機能が利用できる。

Libero Flip

サブディスプレーでは上から下へのスワイプで通知の表示、左右で機能の切り替えが可能

 そのほかのスペックは基本的にはミドルクラス+αと見ていいだろう。SoCはSnapdragon 7 Gen 1、6GBメモリー、128GBストレージ、5000万画素カメラ+200万画素カメラ(深度)、4310mAhバッテリー、Android 13など。FeliCaはサポートするが、防水防塵はIP42と撥水レベル止まり。ネットワークでは、対応バンド的にソフトバンク網での利用が前提だが(ドコモ/auのプラチナバンド非対応)、nanoSIM+eSIMはサポートする。

Libero Flip

もちろんハイエンド機とは差があるが、普段使いには十分な性能を持つ

Libero Flip

microSDの追加は不可。nanoSIMのほかにeSIMも利用できる

Libero Flip

ゴールドのカラバリは、背面はラメが入ったような光り方をする

Libero Flip

そのほかホワイトとブルーの3色が用意されている

折りたたみでのヒンジの隙間は無し
ライバルと比べると若干大柄な本体ではある

 価格が価格だけに、すでに登場している縦折りの折りたたみ機と比較しての明確な差異を探したが、短時間では必ずしも見つからなかった。ヒンジの隙間は無しでピッタリ折りたためるし、前述のように120Hz対応でスクロールもまずまず滑らか(もちろんハイエンド機との差はある)。

Libero Flip

ヒンジに隙間なし。右側面には指紋センサー内蔵の電源キーとボリュームキーが

Libero Flip

ヒンジ部分も異物が入る心配はなさそうに見えた

Libero Flip

光の当て方によっては折り目は見えるが、ライバルと比べての大きな差は無いと感じた

Libero Flip

セットアップ時には標準のフィルムを剥がさないよう警告が表示された

 ただ、カメラが実質1眼なのと、メモリーが6GBという点がやや不安が生じることに加え、サイズ、特に横幅が結構あり(閉じた際で約76×88×15.5mm、Galaxy Z Flip5は約72×85×15.1mm)、重量もそれなりなので(約214g、同約187g)、「あれっ、なんか折りたたんでもデカくない?」という感じはしたのだが、その分、画面サイズやバッテリー容量も大きめなので、そこは好みの範疇になるだろう。

Libero Flip

YouTubeやカメラアプリの操作中に、端末を90度にすると、下部にコントロール画面が表示される

Libero Flip

スピーカーはステレオ。高音はややシャリシャリ感はあったが、まずは不満がない音質だろう

 いずれにしても価格面で圧倒的に魅力のある本機。折りたたみスマホが一般層に普及していくきっかけになるだろうか、期待の1台であることは間違いない。

Y!mobile「Libero Flip」の主なスペック
メーカー ZTE
ディスプレー 6.9型有機EL(約21:9)+1.43型
画面解像度 1188×2790/466×466
サイズ 約76×170×7.3mm
約76×88×15.5mm
重量 約214g
CPU Snapdragon 7 Gen 1
2.4GHz+2.36GHz+1.8GHz(8コア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ ――
OS Android 13
5G最大通信速度 下り最大2Gbps
対応バンド 5G NR:n3/28/77/78
LTE:1/2/3/4/8/12/17/41/42
W-CDMA:1/2/4/8
3バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ アウト:約5000万画素(標準)
+約200万画素(深度)
/イン:約1600万画素
バッテリー容量 4310mAh
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ×/×(IP42)
生体認証 ○(側面指紋+マスク対応顔)
SIM形状 nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
カラバリ ゴールド、ホワイト、ブルー
発売時期 2月29日
 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります