とあるPCケースメーカーに話を聞くと、最近の日本市場では外観が黒色よりも白色のほうが人気らしい。確かにPCパーツショップの店頭を見ても、白色のPCケースが数多く並んでおり、ユーザーの注目を集めているようだ。CPUクーラーやマザーボード、ビデオカード、電源ユニットなども白色のモデルが増えている。
そして、PCを白色にするのであれば、液晶ディスプレーも白色で揃えたいと考える人は少なくない。そういった人にオススメしたいディスプレーがJAPANNEXTの23.8型白色モデル「JN-IPS2381FHDR-HSP-W」だ。直販サイトで2万480円と、お手頃な点も大きな特徴の1つだが、そのコスパはいかほどなのか。詳しく紹介していこう。
HISパネルでコントラストは1200:1と高め
JN-IPS2381FHDR-HSP-Wは23.8型で光沢がない、いわゆるノングレアタイプの液晶ディスプレーだ。駆動方式はIPSだが、電極を従来のIPSからずらすことで、より高いコントラストを実現するHIS(H-IPSとも呼ばれる)という方式を採用。そのため、コントラスト比は1200:1を誇り、明暗がかなりクッキリした画面が印象的だ。
もちろん、IPSの特徴はそのまま踏襲しており、視野角は水平・垂直ともに178度と広い。実際、多少横から見ても輝度や色のバラつきは確認できなかった。sRGBカバー率は97%で発色は良好。特に、木々の緑などの自然色がキレイだった。なお、解像度はフルHD(1920×1080ドット)に対応する。
輝度は300cd/m2と高めで、HDR10にも対応。ゲームや映画などのHDR対応コンテンツも十分楽しめる。色温度の工場出荷時設定は「ユーザー設定」で、赤・緑・青が1段階刻みでそれぞれ0~100に調整できるが、デフォルトは「50」だった。OSDメニューからは「暖色」や「寒色」、「sRGB」に変更できる。
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