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ビジネス向けもカジュアルも! XiaomiのWatchとBandはライフスタイルに合わせて選べる

2024年02月27日 12時00分更新

 スマートフォンとつながる腕時計「スマートウォッチ」を使う人が増えている。デザインや機能の選択肢が増え、1万円以下で買える「スマートバンド」もあるので、一度は使ってみたいと気になっている人も多いだろう。

 だが、実際どう使うのかイメージしづらい人もいるかと思う。そこで最初に、スマートウォッチをつけた編集部員の1日を、アプリ「Mi Fitness」で計測したログと一緒に紹介したい。

スマートウォッチをつけたことで
健康的生活を手に入れたウェブメディア記者の1日

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まずは出社してメールチェックから。この日は大変な仕事がなかったので比較的心拍数は安定している

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だが、夜中までゲームのやりすぎで睡眠時間が3時間ちょいしかないので、ついシエスタを……

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昼食を食べたあとはソファーで横になりスマホチェック。そりゃストレスも上がりませんね(赤枠の部分がストレス)

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職業上、運動不足になりがちなので帰りはウォーキングしながらの帰宅。1万円以下のXiaomi Smart Band 8 Proも含めて、GPS搭載を内蔵しているので、スマートフォンなしでも通ったルートを記録してくれる

 以上のように、記録したデータから1日を振り返って、何が良くて何がダメだったのかを知ることができる。また、毎日のジョギングなども記録が溜まっていくとデータを見るのが楽しくなる。

 そう、スマートウォッチやスマートバンドは健康的な生活を手助けしてくれるガジェットなのだ。

 とはいえ現在はいろんなメーカーから様々なスマートウォッチ・スマートバンドが発売されていて、なにがどう違うのかわかりにくい。だが、なかでもXiaomiのウェアラブル製品は、数千円から購入できるコスパと、多彩なラインナップから選べることで注目を集めている。そして今春、新たに3モデルがラインナップに加わった。

 アナログの腕時計さながらの円形デザインが特徴の「Xiaomi Watch S3」は1万8980円、大画面が見やすい「Redmi Watch 4」は1万1980円、そして、低価格ながら必要十分な機能を備えた「Xiaomi Smart Band 8 Pro」は8980円。いずれも搭載されている機能から考えると圧倒的に安い価格が設定されている。こうなるとどのモデルを選ぶべきかかなり悩むと思うので、それぞれの特徴を紹介していこう。自分に合ったモデルが見つかるはずだ

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Xiaomi Watch S3

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Redmi Watch 4

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Xiaomi Smart Band 8 Pro

洗練されたデザイン、ビジネスの場にも合う「Xiaomi Watch S3」

 Xiaomi Watch S3の魅力は、なんといっても洗練されたデザイン。アナログの腕時計にも見える円形の文字盤を採用し、アルミニウム合金を用いた、磨かれたベゼルは高級感があり、ビジネスの場にも合う。

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Xiaomi Watch S3は文字盤が円形でスタイリッシュなデザイン。ビジネスシーンやフォーマルな場にも合う

 最大の特徴は、バンドだけでなくベゼルも交換できること。工具不要で、あっという間に交換できるので、自分のファッションやライフスタイルに合わせて気軽に着せ替えを楽しめる。さらにXiaomi Watch S3はベゼルを交換すると、専用の文字盤に自動で切り替わるアクションもあるので、よりバンドやベゼルを交換するのが楽しくなることうけあいだ。なお、バンドを含めたアクセサリーはXiaomiオンラインストアで購入できる。

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ベゼルは文字盤に被せるように載せて、カチッという音がするまで回すだけで取り付けられる

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スポーティーな印象にカスタマイズすることも可能

 文字盤のディスプレーはAMOLED(有機EL)で、解像度は466×466ドット。輝度は600nitで、リフレッシュレートは60Hz。鮮明な画質で表示され、タッチ操作もなめらかにできる。画面オフの状態でも時刻が表示されるAOD(常時オンディスプレー)機能を搭載し、暗い場所では夜光で表示されるというユニークな機能も備えている。

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暗い場所でもクッキリ見やすいAODの夜光表示

 ケースの右側に2つの物理ボタンを搭載。上のボタンを押すとアプリのメニューが表示される。下の機能ボタンはカスタマイズ可能で、初期設定ではワークアウトのメニューが表示されるようになっている。

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右上のボタンを押すと、アプリメニューが表示。もう一度押すと元の画面に戻る

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右下のボタンを押すと「ワークアウト」が起動。なお、他のアプリを割り当てることもできる

 Xiaomiがマルチデバイスで展開する「Xiaomi HyperOS」を採用することで、スムーズに操作できるユーザーインターフェースを実現。電話を着信した際に、手首を回して応答したり、スマホカメラのリモート操作をする際に、手首を振ってシャッターを切ったりするジェスチャー操作も可能だ。

 さらに、5分の充電で2日間使えて、フル充電で15日間使い続けられるバッテリー持ちも実現している。

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便利なジェスチャー機能も搭載

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Alexaに対応し、音声アシスタントも利用可能

 健康状態をモニタリングする機能も着実に進化している。心拍数は12個の心拍検出モジュールとXiaomi独自のアルゴリズムにより、前モデルに比べて正確性が20%以上向上しているとのこと。もちろん、睡眠もトラッキングでき、手首に着けたまま寝るだけで、血中酸素と呼吸を総合的に判断し、前モデル比15%以上の正確な分析結果を得られる。

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進化した心拍数センサーを搭載

 運動の計測機能も進化し、ランニングやウォーキングに役立つGPSの性能は50%向上。Xiaomi Watch S3のGPSはデュアルバンドGNSSに対応しており、3モデルの中では最も正確に位置が測位できる。さらに約150のスポーツモードを搭載し、新たにプロのスキーモードも追加されている。

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新たにスキーモードが追加された

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GPSの精度が高く、ウォッチ単体でランニングやウォーキングの経路を記録できる

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小さい文字もクッキリと表示され、運動の計測データが見やすい

 Xiaomi Watch S3は、ただファッショナブルでかっこいいだけでなく、健康管理やスポーツの相棒にもなってくれる万能モデル。オンオフ問わずに活用したい人にオススメだ。

大画面と2週間を超える最大20日の電池持ちが魅力!
「Redmi Watch 4」は毎日運動を欠かせない人に最適!

 Xiaomiは複数のブランドを展開しているが、「Redmi」は低価格ながら満足度が高い、コストパフォーマンスを重視したブランドだ。

 Redmi Watch 4の最大のメリットは、1.97型の大画面ディスプレー。AMOLEDなので、メリハリ感のある画質で、文字がくっきりと表示される。ワークアウト中などに情報が見やすいことが利点。前モデルにはなかった明るさの自動調整機能も追加されている。ちなみに、1.8型以上の画面を搭載するスマートウォッチはXiaomi以外では、アップルの「Apple Watch Ultra」のみ。“超大画面”と言ってもいいだろう。

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最大の特徴は1.97型の超大画面

 Redmi Watch 4のフレームは航空グレードのアルミ合金。1万1980円という低価格ながら、チープさは感じられない確かな質感と堅牢性を両立させている。右側にあるクラウン(リューズ)は、アナログ腕時計さながらに回して操作することも可能だ。

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右側面にクラウンを搭載

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クラウンを押すとアプリメニューが表示。回して画面をスクロールできる

 また、電池持ちが良いことも注目すべきポイントだ。「通常モード」では20日間の連続使用を見込め、「ヘビーユースモード」にしても12日間は使い続けられる。使い方にもよるが充電は1~2週間に1回で済むだろう。さらに、「長持ちモード」では30日間の電池持ちを実現している。

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そもそも電池持ちがいいが、さらに電池を長持ちさせる「バッテリーセーバー」も搭載

 Redmi Watch 4は、ワークアウト・スポーツモードも前モデルからアップグレード。150以上の種目に対応し、シングルセンサーからデュアルセンサーに進化したことで、検出精度が大きく向上し、血中酸素濃度は24時間のモニタリングが可能になった。心拍数も4チャンネルモジュールを搭載しているおかげで精度が前モデルより改善されている。

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スマホとのペアリングには「Mi Fitness」アプリを用いる。ウォッチで計測されたヘルスケアデータはアプリで管理できる

 GPSを内蔵しているので、ペアリングしたスマホを持っていなくても位置情報の取得できるのも魅力。ランニングやウォーキングのルートを記録し、大画面で振り返ることができる。

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スマホを持っていなくても、ウォッチ単体で位置情報を記録する。画面が大きく、ペースや運動強度など、計測中のデータがチェックしやすいのが利点

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運動を終えると、すぐに画面に計測されたデータが表示される

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計測されたデータは、スマホアプリ「Mi Fitness」に同期される。Remi Watch 4だけでなく、Xiaomi Watch S3もXiaomi Smart Band 8 Proも同じだ

 カラバリはグラファイトブラックとムーンライトシルバーの2タイプ。バンドはクイックリリース式なので簡単に取り外せて、別売のバンドに交換できる。なお、Xiaomi Band 8 Proのバンドと規格が統一されているので、より多くのデザインから選べ、Xiaomi Band 8 Pro向けのバンドに着せ替えることもできる。

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バンドは簡単に取り外せる

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別売のバンドに着せ替えると印象がガラリと変わり、気分も変わる

 大画面で電池持ちがいいRedmi Watch 4は、毎日運動を欠かせないアスリートに最適。ヘルスケアデータを頻繁にチェックしたい人にもオススメだ。

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画面に表示できる情報量が多いことがアドバンテージ。文字盤のデザインも充実している

充電は3モデル共通で背面の端子で行なう

お手頃価格でも機能に妥協したくない人に
「Xiaomi Smart Band 8 Pro」

 Xiaomi Smart Band 8 Proは、圧倒的なコストパフォーマンスで人気を集めるXiaomi Smart Band 8の上位モデルだ。「スマートバンド」と聞くと、画面が小さいスリムな腕時計を想像しがちだが、Smart Band 8 Proは1.74型のAMOLEDを搭載し、GPSを内蔵するなど、もはや「スマートウォッチ」と呼ぶべき仕様を備えている。

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3モデルの中で最も安いXiaomi Smart Band 8 Pro。1.74型と「バンド」と呼ぶには大きな画面を搭載

 1.74型のディスプレーは、Smart Band 8に比べると75%も大きく、前モデルのSmart Band 7 Proに比べても18%のサイズアップが図られている。画面リフレッシュレートは60Hz、輝度は最大600nit。8980円という安さながら、基本スペックは上位機種にひけを取らない。

 側面には物理ボタンはなく、タッチで画面を点灯させ、タップ&スワイプで操作する仕組み。もちろん、腕を上げると自動で点灯する設定にもできる。画面が縦長ということもあり、操作感はスマホに近い。

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物理ボタンを搭載せず、ウォッチ部の厚さは9.99mmに抑えられている

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下方向にスワイプするとクイック設定を表示

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上方向にスワイプするとアプリ一覧を表示。スマホ同様のユーザーインターフェースだ

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左右にスワイプすると情報表示やよく使うアプリを切り替えられる

 裏面に搭載された心拍数センサーは、Smart Bandシリーズでは初の4チャンネルモジュールとXiaomi独自開発のアルゴリズムの組み合わせにより、正確性が前モデルから10%以上向上している。ワークアウトモードは150以上の運動をサポート。特にランニングに関するメニューが充実し、ウォームアップやリラックスを3Dのアニメーションでガイドしてくれる機能も備えている。

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裏面に心拍数や血中酸素濃度を測定するセンサーを搭載

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レベルに合わせたランニングメニューを選択できる

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アニメーションを見ながら準備運動をすることもできる

 電池持ちは通常使用で14日間。ディスプレーを常時点灯にした場合も6日間の連続使用を見込める。

 カラバリはココナッツグレーとミッドナイトブラックの2色。レザーや編み込み、ミラネーゼなど、多彩な別売バンドが用意されているので、気軽に着せ替えを楽しめる。なお、先述のとおりバンドはクイックリリース式で、Redmi Watch 4と統一された規格になっている。Redmi Watch 4向けのバンドも装着でき、おそらく多彩なデザインが発売されるであろうサードパーティ製のバンドも装着可能だ。

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バンドはクイックリリース式で、簡単に着脱できる

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Redmi Watch 4の黒いバンドに付け替えてみた。ピッタリ装着でき、色合いもマッチした

 Xiaomi Smart Band 8 Proは、「安くても機能が充実したスマートウォッチが欲しい!」という欲張りな人に最適。自分らしいバンドの着せ替えを楽しみたい人にもオススメだ。

【まとめ】デザインと機能を比べて最適なモデルを選ぼう

 Xiaomiのウェアラブルデバイスとして、新たにラインアップに加わった3モデルは、それぞれデザインが異なるが、共通する部分も多い。最後に、3モデルの主なスペックを比べておこう。

  Xiaomi Watch S3 Redmi Watch 4 Xiaomi Smart Band 8 Pro
メーカー Xiaomi
ディスプレー 1.43型AMOLED 1.97型AMOLED 1.74型AMOLED
画面解像度 466×466 390×450 280×456
サイズ 約47×47×12mm 約47.6×41.1×10.5mm 約42.81×25.42×9.99mm
重量 44g
(ストラップ含まず)
33g 22.5g
メモリー 32MB+4GB 32MB+256MB 32MB+256MB
リフレッシュレート 最大60Hz
画面輝度 最大600nit
明るさ自動調整
AOD
(常時オンディスプレイ)
電池持ち(通常使用時) 15日間(486mAh) 20日間 14日間
防水 5TAM
GPS ◯(5×Dual Band GNSS) ◯(5×GNSS)
Bluetooth通話 ×
スポーツモード 150+スキー 150以上
対応OS Android/iOS

 大きな差分は、画面サイズとBluetooth通話、Alexaへの対応の有無といったところだ。いずれもGPSを搭載し、電池持ちも良好。デザインと機能を比べて、自分のライフスタイルに合う1本を選ぶといいだろう。

 ちなみに、Xiaomiのスマートウォッチは、同じ「Mi Fitness」アプリで使う仕組みなので、複数のデバイスを日によって使い分けることも可能。迷った場合、2本、3本と買うのもアリだ。

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