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こいつ……立つぞ!

120個ビットを備えた円柱型ケースの精密ドライバーセットはガバッと開いて探しやすい!

2024年02月26日 18時00分更新

ドライバーとビット以外のツールはオマケ

 ドライバーセットに含まれているのは、ドライバー本体とビットだけではありません。ケースのこじ開けなどで活躍するプライツール、小さなものをつかむピンセット、ゴム足剥がしや固いツメを押すのに便利な金属ヘラ、ドライバーを当てにくい位置のネジを回せるユニバーサル延長ロッドが付属しています。

ドライバーを便利に使えるツールが付属

 ただし、プライツールは基本使い捨てですし、1本しかありません。またピンセットはあまり質がいいものではなく、これらはオマケと考えた方がいいでしょう。

 これに対し、金属ヘラはちゃんと角が取ってあって擦り傷が付きにくくなっていますし、ユニバーサル延長ロッドは回転が渋くなく、まともに使える出来でした。

 ピンセットの上の方に着磁脱磁ツールが内蔵されているので、ネジがビットから脱落しがちだなと感じたら、着磁してあげるといいでしょう。なお、そもそもビットがマグネットで装着するタイプとなるため、完全に脱磁するのはほぼ無理です。あくまで着磁用として使うといいでしょう。

何度かビットを出し入れすると着磁します

これがあれば特殊ネジで困ることはないかも!

 普通に生活していれば特殊ネジに出会うことはないですが、ちょっと古い機器を分解・メンテナンスするのが趣味というのであれば、意外なところで見かけます。

 似て非なるドライバーで回せちゃったりもしますが、ネジ穴を潰してしまう危険も高くなります。こうしたリスクを取ることなく、安全に特殊ネジを回せるようになるというのが、豊富なビットをもつドライバーセットの魅力でしょう。

 ちなみに一番気に入ってるビットは、ナット回し。特殊ネジではないですが、M2.5〜5.5まで0.5刻みで7サイズあって、ほとんどの小さなナットが回せます。種類の少ないドライバーセットには入ってないこともあり、困ることが多いもので……。

M2.5〜5.5まで7サイズありました

 ちょっとおもしろいのは、本体に印刷されている製品名が「126 CYLINDE」になっていること。最後の「R」が抜けています。

 これ、実はワザとやっているようで、「R」のレタリングシールが付属しています。色はは赤と白とがあり、好みの色の「R」を選べるようになっていました。ちょっとした遊び心ですね。

最後の「R」は付属のシールで

 「遊び心」だと言い張ってる可能性もありますが、そこは疑わず、素直に楽しみましょう。

●お気に入りポイント●

・縦置き横置き自由な円柱型

・豊富な特殊形状ビット

・ビットの作りがいい

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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