ドライバーとビット以外のツールはオマケ
ドライバーセットに含まれているのは、ドライバー本体とビットだけではありません。ケースのこじ開けなどで活躍するプライツール、小さなものをつかむピンセット、ゴム足剥がしや固いツメを押すのに便利な金属ヘラ、ドライバーを当てにくい位置のネジを回せるユニバーサル延長ロッドが付属しています。
ただし、プライツールは基本使い捨てですし、1本しかありません。またピンセットはあまり質がいいものではなく、これらはオマケと考えた方がいいでしょう。
これに対し、金属ヘラはちゃんと角が取ってあって擦り傷が付きにくくなっていますし、ユニバーサル延長ロッドは回転が渋くなく、まともに使える出来でした。
ピンセットの上の方に着磁脱磁ツールが内蔵されているので、ネジがビットから脱落しがちだなと感じたら、着磁してあげるといいでしょう。なお、そもそもビットがマグネットで装着するタイプとなるため、完全に脱磁するのはほぼ無理です。あくまで着磁用として使うといいでしょう。
これがあれば特殊ネジで困ることはないかも!
普通に生活していれば特殊ネジに出会うことはないですが、ちょっと古い機器を分解・メンテナンスするのが趣味というのであれば、意外なところで見かけます。
似て非なるドライバーで回せちゃったりもしますが、ネジ穴を潰してしまう危険も高くなります。こうしたリスクを取ることなく、安全に特殊ネジを回せるようになるというのが、豊富なビットをもつドライバーセットの魅力でしょう。
ちなみに一番気に入ってるビットは、ナット回し。特殊ネジではないですが、M2.5〜5.5まで0.5刻みで7サイズあって、ほとんどの小さなナットが回せます。種類の少ないドライバーセットには入ってないこともあり、困ることが多いもので……。
ちょっとおもしろいのは、本体に印刷されている製品名が「126 CYLINDE」になっていること。最後の「R」が抜けています。
これ、実はワザとやっているようで、「R」のレタリングシールが付属しています。色はは赤と白とがあり、好みの色の「R」を選べるようになっていました。ちょっとした遊び心ですね。
「遊び心」だと言い張ってる可能性もありますが、そこは疑わず、素直に楽しみましょう。
●お気に入りポイント●
・縦置き横置き自由な円柱型
・豊富な特殊形状ビット
・ビットの作りがいい
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります