●ザコとの戦闘はサクサク、ボス戦は戦略的に
本作の戦闘は、フィールドやダンジョンをうろついている敵にフィールドアタックで直接攻撃をするアクション戦闘と、敵の近くでXボタンを押して移行するコマンド戦闘(ATバトル)の2種類を選べる。
フィールドアタックでは武器での攻撃のほか、回避行動が取れる。ただし、敵が強い場合は時間がかかるうえ、場合によっては敵の攻撃によって強制的にATバトルに移行し、先制攻撃を取られる危険性がある。
ただ、フィールドアタックの攻撃で敵にある程度ダメージを与えると、相手がスタンすることがある。ここからコマンド戦闘に入ると、敵の先制を取れ、有利な状態で戦いを始められる。なので、敵をスタンにしてからコマンド戦闘に入るのがおすすめだ。
ATバトルのATとは、アクションタイムのこと。これは選んだコマンドによって行動順が変わるというシステムで、半リアルタイム制に近い内容になっている。
防御やアイテムの使用は次に動ける順番が速く、武器での攻撃は普通、特殊攻撃のクラフトやいわゆる魔法のアーツは、使用するものによって次に動ける順番が変動といった具合。
コマンドはA~Xの各種ボタンに割り振られていて、使用するボタンは多いものの、慣れてしまえばスムーズに選べる。
戦闘の要素としては、ほかにも一時的に能力を上げられるSブーストや、キャラの周囲に表示される範囲内に味方がいると、追撃をしたり、アーツ(魔法)が強化されるといった特殊効果が得られたりと、さまざまな要素がある。
そういった戦闘の要素の中でもとくに便利なのが、必殺技のSクラフト(攻撃用のものと回復用のものがある)を行動順に関わらず出せるSブレイク。敵をスタンさせてからコマンドバトルに入った場合、大抵、パーティの誰か1人はSブレイクが使えるので、相手を瞬殺することが可能。ザコとの戦闘も、これでサクサク終わらせられるのだ。
ボスとの戦いはザコと違ってストーリーの流れで突入することが多く、素の状態で始まる。ザコとは違ってSクラフトで一気に倒すことも難しく、きちんと対処する必要が出てくる。
アーツで守備力や素早さを上げたりして、守りを固めつつ、敵を弱体化できるクラフトなどを使って戦っていこう。Sクラフトは、一度使うと、行動順が非常に遅くなってしまう。ボス戦では行動できない時間が長くなるとピンチなので、敵の体力を削り切る時や、厄介なお供をまとめて倒す時などに使用しよう。
●キャラクターの育成を楽しむカスタマイズ要素も
キャラクターの育成方法はレベルアップのほか、武器や防具などの装備、オーブメントの調整などがある。武器は強化も可能で、少なくとも戦闘に参加するパーティメンバーの武器は、ボス戦前に強化しておきたい。
オーブメントは、オーブメントという装置にクオーツやアーツという専用のアイテムを装着することで、所持者のステータスを補強したり、新たなアーツを使えるようにできたりする。
こちらは、あまりにも要素が多いので、細かく説明するのは省かせていただくが、攻撃系の部位に多くクオーツをはめられるキャラは物理攻撃タイプ、アーツ系の部位に多くはめられるキャラは魔法タイプと覚えておけばいいだろう。
と、いろいろ紹介してきたが、本作はゲーム開始時とゲーム中、いつでも戦闘の難易度が変えられる。Very Easyにすればレベルと武器防具を整えるくらいで、まず負けることなくサクサク物語を進められる。本シリーズを初めて遊ぶ人は、EasyやVery Easyを選んでみてもいいだろう。
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