詐欺メールのパターンを見極めよう
詐欺メールに騙されないためには、まず冷静にそのメールの内容を確認することです。たとえば、知らない誰かが自分に突然メリットのある話を持ちかけてきたら、それに飛びつくのではなく『そんなことあるか?』と思う冷静さが必要です。同じような内容のメールが多数届いていたら、もはやそれは詐欺確定です。
メールの差出人を確認するのも重要です。企業からのメールのハズなのに、差出人のメアドが不自然すぎる文字の羅列ということもよくあります。そして本文に含まれているURLが、どこにリンクされているかもしっかりチェックし、文章や文法が少しでも不審なら「詐欺では?」と疑うことが重要です。
しかし最近では、生成AIを使った詐欺メールも増えていて、より洗練された文言や現実に即したメッセージを送りつけてくるようになりました。
従来、海外の詐欺師が送ってくる詐欺メールには怪しい日本語が散見されることもあり、それこそひと目で「詐欺だ」と見抜くこともできましたが、そんな露骨なミスも生成AIによって減りつつあります。そういう意味でも、騙されてしまう人は増えてしまう可能性があり、厄介なことです。
AI時代の詐欺はAIで防御しよう!
「詐欺メールを見抜くテクニック」は多くの人が磨くべき状況ですが、AI技術の進展によりその難易度は急速に上がっています。AIを使った詐欺にはAIで対抗という手段もあります。
現状ではSMSに限られていますが、マカフィーのセキュリティ対策製品の一部には「マカフィー 詐欺メッセージ対策」機能が搭載されています。独自のAIテクノロジーがSMSの内容をチェックし、詐欺の可能性が高ければ警告のメッセージを表示します。
詐欺メールかどうか自分で判断する力を養うとともに、AI時代に即したテクノロジーに頼ることもまた被害を軽減することにつながるでしょう。投稿者さんもぜひお母さまに詐欺メールがいかなるものかを説明すると同時に、セキュリティ対策のサポートをしてあげてください。
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