2024年2月21日に発売予定の「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」。このヘッドセットはPlayStation 5(PS5)向けのゲーミングヘッドセットでありながらも、Windows、macOSだけでなくスマートフォンといった幅広い機器に対応している製品だ。
本製品を先行してお借りすることができたので、その使用感や特徴をここではチェックしていこう。主な仕様については下記の通りとなっているので、参考までに見ていただければ幸いだ。
「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」の主な仕様 | |
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定格 | ワイヤレスヘッドセット:5V 500mA ワイヤレスアダプター:5V 100mA |
電池種類 | 内蔵型リチウムイオン充電池 |
電圧 | 3.8V |
電池容量 | 820 mAh |
動作環境温度 | 5~35度 |
外形寸法 (幅/高さ/奥行き) |
ワイヤレスヘッドセット:約217x154x109 mm ワイヤレスアダプター:約48x16x8 mm 充電フック:約86x40x31 mm |
重量 | ワイヤレスヘッドセット:347g ワイヤレスアダプター:4g 充電フック:28g |
通信システム | PlayStation Link(2.4GHz)、Blutooth |
最大通信距離 | 未公開 |
稼働時間 | 最大30時間 |
内容品 | PULSE ELITEワイヤレスヘッドセット、PlayStation Link USBアダプター、PULSE Elite 充電フック、マウンティングプレート、USBケーブル、印刷物一式 |
まずはヘッドセットの外観から見ていこう。PULSE Eliteはホワイトとブラックの2色をベースとしたツートンカラーでデザインされている。主にヘッドセットのフレームの外側がホワイトで、その内側はブラックといった配色で、PS5のボディカラーにあわせたバランスとなっている。
写真は左がPULSE Elite、右が先にリリースされているPULSE 3D。フレームのデザインはPULSE 3Dと似ているがヘッドバンドがハウジングよりも先へと伸びる形状になっており、別物と言える見た目に変化。
このフレームにはノイズキャンセリング機能を搭載した伸縮自在のブームマイクや、本機を利用する際にさまざまな機能をコントロールするためのボタンやソケットを搭載。
上の写真はPULSE Eliteを操作するためのコントロール部のクローズアップだ。PSロゴのある前側からPlayStation Linkボタン、音声入力端子、USB Type-C端子、音量ボタンといった感じで並んでいる。
PlayStation Linkボタンとはなんぞや? と思うかもしれないが、端的に言えばパワーのオンオフとBlutoothリンクを操作するボタンだ。押している時間の長さに応じてペアリングをしたり、機器をオフにしたりといったことが可能。
音声入力端子については本機をワイヤレスではなくワイヤード接続をしたいという人向けのもの。こちらはマニュアルなどに詳細が記載されていなかったのだが、PULSE 3Dと恐らく同じで3.5mmのオーディオケーブルに対応しており、4極であればボイスチャットが使えるようになると思われる。
音量ボタンについてはプラス側とマイナス側に前後方向で別れた物理ボタンとなっていて、誤操作を招かないようにプラス側の先端には小さい突起が配置されていた。本機を使用し始めたばかりのタイミングだと、音量調節ボタンがどこか手探りになってしまうのだが、割と自己主張の激しい突起がボタンの位置を教えてくれるので無駄に指を右往左往させる必要がないのは有り難い。
USB Type-C端子は付属のUSB Type-A to Cケーブルを接続することで充電が可能になる。ケーブルはビニール被膜タイプでケーブル長は約1.5m、太さは約3mmといった感じだった。なお、このケーブルは付属のPULSE Elite充電フックと組みあわせることでヘッドセットホルダー兼充電機器として機能するようになる。
ヘッドセットの左側のフレームの先端には伸縮機能を兼ねたブームマイクが取り付けられていて、引き出すと実測約8cmほど伸ばすことができ、さらに折り曲げて利用することもできる。
また、このマイクはAIを利用したノイズリジェクション機能を搭載しており、不要なノイズを可能な限り除去することで通話相手にクリアな音声を伝えることが可能だ。
続いてヘッドバンドも見てみよう。こちらは薄いプラ板のようなものにラバーを被せたものが使われていて、このプラ板がスライドすることで使用者の頭部に負担がかからないよう適切な位置調整をしてくれる仕組みになっている。スライドする上下幅は約1cmほどだが、実際に装着してみても不快感は一切なく、快適に利用することができた。
最後はイヤーパッド。こちらは合皮に恐らくウレタンが使用されている標準的な構造。ドライバーユニットへの深さは前側が約12mmほどで後側が約21mmほどで高低差がある。これは人間の耳の構造にあわせて型作りされていて、より効果的に音を耳に伝えるのに役立っている。
装着感としては上々で頭痛になるような側圧を特に感じることはないが、耳の形状によってはハウジングに耳が触れてしまう可能性はある点は留意してほしい。
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