とにかく快適に使える「DMR-2X602」の圧倒的操作性
前ページでは、使い込むほどにさらに便利になると紹介しましたが、使い始めるのは全然難しくないという点も強調しておきたい点です。
最初の設置時にはアンテナケーブルを2本(BS/CSを用いる場合)差すだけですし、全自動録画も基本的にはチャンネルを選ぶだけ。DMR-2X602は最大10チャンネル録画可能なので、地上波を全部割り当てても、まだ余裕ありです。個人的には、スポーツやアニメのほかに、海外ニュースや紀行番組が好きなので、BSのチャンネルも加えて設定しています。
人によっては、見るのはゴールデンタイムのバラエティーやニュースばかり、逆にバラエティーやワイドショーはほとんど見ないなど、人によっていろいろな視聴スタイルがあるのでしょうが、傾向がハッキリしているなら、「録画時間設定」をうまく活用するといいでしょう。
これはチャンネルごとに、24時間すべてではなく、録画する時間帯を選べるというものです。HDD容量には制限があるので、全チャンネルを24時間録画すると、画質設定や録画日数に若干妥協が必要になるのですが、録画する時間をうまく設定すれば、より高画質・長時間での録画が可能です。
「お録りおき」なら、深夜アニメを1クール分保存
アニメ好きの失敗をフォローしてくれる便利機能
ドラマまたはアニメ好きなら、「お録りおき」は大変便利なので活用したい機能。これは「朝」「午後」「ゴールデン」「深夜」の時間帯と「ドラマ」「アニメ」の組み合わせのうち2つ、つまり「ドラマだけ」「アニメだけ」「ドラマ・アニメ両方」といった形で自分や家族の趣味に合わせて設定が可能で、約90日間、消さずに保存してくれるというものです。
たとえば深夜アニメなら1クール分は「お録りおき」してくれるので、必ず振り返って見られるというわけです。オリジナルゆえにノーマークだった作品がSNSで盛り上がりを見せた、3話切りしたら終盤に驚きの展開になった、といったパターンはアニメ好きなら誰でも経験する話です。また、最近はネット配信も盛んですが、無料なのは最新話だけ……といったことも。そうしたアニメ好きの凡ミスを「全自動ディーガ」は救ってくれます。
気に入った作品、何度も見たい作品は自動消去されない領域にダビングすることも可能です。もちろんUSB HDDでの録画領域の増設にも対応しています。
番組表から面白そうな番組を普通に探して再生するだけでなく、マニア向けにさまざまな操作や機能が用意されている部分も、「全自動ディーガ」のスゴさと実感できました。
楽しみ方色々が実現される「DMR-2X602」の圧倒的便利さ
スマホやタブレットからいつでも録画番組を視聴できる
再生の仕方、楽しみ方が色々という点も「全自動ディーガ」の便利さです。
まずは自宅のテレビだけでなく、スマホやタブレットから、外出時を含めて、いつでも録画番組を楽しめます。
操作にはAndroid/iOS用の無料アプリ「どこでもディーガ」を利用します。このアプリを使うことで、テレビの前にいるときと同じように番組表から見たい番組をタップすることで(放送中のチャンネルの視聴も可能)、Wi-Fiもしくはモバイル回線を通じて、番組データが自宅の「全自動ディーガ」から送信されて視聴できます。
モバイル回線経由でも、画質はスマホの画面サイズであれば十分で、ギクシャクしたり、粗くなったりすることなく表示できます。スマホの料金プランが使い放題系じゃないから、通信量(ギガ)が心配という人でも、録画番組をあらかじめ自宅でスマホにダウンロードしておけば問題無し。動画配信サービスと違って、視聴期限やダウンロードの保存数などに制限が無いのも優秀です。
個人的に便利そうだと思ったのが、スポーツ中継を楽しみにしていたのに、仕事が長引いて帰宅途中に試合開始時間になるパターン。家に着くまで我慢して、録画を最初から見るというのもせっかくの生中継が台無しだし、途中から見るのはもっと悔しい。そんな悩みが無くなりそうです。また、リアルタイム視聴では、「ニコニコ実況」との連携機能があって、他の視聴者のコメントが表示されたり、自分でもコメントを投稿できるのは興味深いです。
最大2.0倍速再生の早見機能はタイパ重視派に使ってほしい
テレビでの視聴だと「早見」機能が便利です。1.3/1.6/2.0の3つの速度が用意されていますが、音声の高低が調整されるためか、2.0倍速再生でもニュース番組や情報番組であればほぼ内容は頭に入ってくるので、タイパ重視派なら活用したい機能でしょう。
音楽番組が好きなら、「プレビューサーチ」機能を活用するといいかも。リモコンの下ボタンを押すだけで、画面の下側に1分ごとのシーンがサムネイル表示されて、素早くジャンプできます。好きなアーティストやタレントが登場するシーンだけ見たい場合に、ネット動画感覚で肝心のシーンを探すことができます。
テレビ好きならテレビの楽しみ方が完全に変わる!
マジでスゴい機械だ
最近はどうしても忙しかったり、感度が鈍くなったりして、話題の番組を見逃して、後から後悔することが多くなりがちだったのですが、「全自動ディーガ」だと、とにかくそういうことが無くなります!
もちろん、見逃した番組はネット配信で探すという手もあるのですが、必ずしも全部あるとは限らないし、探すのは面倒、そもそも有料といったパターンがあることを考えると、「全自動ディーガ」を導入するのは大有りです! スマホで通勤途中や出張先からでも番組が見られるというメリットも大きいですしね。
個人的には紀行ものが多いBSも見たいので、最大10チャンネル対応の「全自動ディーガ DMR-2X602」(6TB)でしょ! と結論はほぼ出ているのですが、地上波中心だから最大6チャンネルで足りる、USB HDDの増設も可能だから、HDD容量もそんなに必要なさそうという人なら、「全自動ディーガ DMR-2X302」(3TB)、「DMR-2X202」(2TB)といった選択肢はバランスがいいかもしれません。
あとは購入者次第で選択すればいいのですが、どのモデルにしても、ものすごく便利で超スゴい機械と断言できる全自動ディーガ。これであなたのテレビライフを変えちゃってください! という思いは最後に伝えたいと思います!
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