OPPOから、エントリークラス「OPPO A」シリーズの新モデル「OPPO A79 5G」が発表された。SIMフリーとして、単体および主要MVNOから2月15日に販売開始。さらにY!mobile・楽天モバイルでの取り扱いも決まっている。製品レビューは近日掲載予定だが、本記事ではフォトレポおよびスペックを中心に見ていく。
なお、今回テストしたデモ機では、背面のFeliCaロゴの位置が若干異なるほか、ベンチマークアプリの実行も不可だった。
ディスプレーは液晶だが、解像度・明るさとも十分
ついにFeliCaに対応したのもうれしい点
OPPO Aシリーズと言えば、価格的にはお手頃ながら、FeliCa非搭載でスペック的にもやや物足りなさが残る印象があった。しかし、OPPO A79 5Gでは、これらの不満の多くが解消されつつ、価格面では大手量販店ECサイトで2万9800円(+10%ポイント還元)とお手頃なゾーンに収まっている。
具体的にはディスプレー。サイズは6.7型でパネルは液晶ではあるものの、フルHD+(1080×2400)解像度で、リフレッシュレートは90Hz対応。発色や明るさも十分と、エントリーモデルであることを感じさせることはなくなっている。X(Twitter)やInstagramなどのSNS用アプリでも、上位モデルほどではないにしても、まずまず滑らかにスクロールしてくれる。
また、FeliCaに対応したのも大きい。ユーザーからもメーカーからも、日本ではFeliCa対応が売れ線のスマホには必須という声はやはり大きい。一方、防水・防塵については、生活防水レベルのIP54止まりだが、急な雨程度には対応できるはずという安心感はある。
SoCはMediaTek製のDimensity 6020で、これは以前から5G対応エントリー機で使われているDimensity 700とほぼ同じスペック。メモリーが4GBと少なめだが、ストレージ領域を使っての8GBまでの拡張に対応している。ストレージは128GBで、microSDの追加も可能(2枚目のnanoSIMスロットと排他)。カメラは5000万画素に200万画素の深度センサーの組み合わせ。カメラアプリのレスポンスは性能相応ではあるが、不満が生じるレベルでない。
nanoSIM×2でさらにeSIMも使える点は◎
ステレオスピーカーでイヤホン端子もあり
サブ端末として使おうと考えている人にとっては、ネットワーク対応は気になる部分。ここではOPPO端末ならではのメリットがある。具体的にはnanoSIM×2とnanoSIM+eSIMのどちらでも使える点(Y!mobile版はnanoSIM×1のみのシングルSIM仕様)。5Gはドコモ4.5GHz帯のn79には非対応だが、他のネットワークを使う分には5G含めて、快適に利用できるだろう。
そのほか、なかなかパワフルなステレオスピーカーにイヤホン端子も装備しており、動画を楽しむのにも適している。また、5000mAhバッテリーは最大33Wの急速充電に対応。本体重量は200gを切っている。メモリーが4GBなのはどうしても気になる点だが、エントリー機では有力な選択肢となりそうだ。
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OPPO「OPPO A79 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.7型液晶 90Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2400 |
サイズ | 約76×166×8mm |
重量 | 約193g |
CPU | MediaTek DImensity 6020(8コア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 13(ColorOS 13) |
対応バンド | 5G NR:n1/3/28/41/77/78 LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 /18/19/26/28/38/39/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約5000万画素 +約200万画素(深度) イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(33W対応) |
Qi | × |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | △/△(IP54) |
生体認証 | ○(側面指紋+マスク対応顔) |
SIM形状 | nanoSIM+eSIM(nanoSIM×2) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | グローグリーン、ミステリーブラック |
発売日 | 2月15日 |
実売価格(SIMフリー版) | 約2万8000円 |
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