週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

低遅延・低負荷な音声コミュニケーションを可能にするミドルウェア

VR対戦アクションゲーム『ブレイゼンブレイズ』のボイスチャットに「CRI TeleXus」が採用

2024年02月07日 18時15分更新

VR対戦アクションゲーム『ブレイゼンブレイズ』のボイスチャットに「CRI TeleXus」が採用

 CRI・ミドルウェアは2月7日、MyDearestが2024年にリリース予定のVR対戦アクションゲーム『ブレイゼンブレイズ』のボイスチャットに、同社のミドルウェア「CRI TeleXus」(以下、TeleXus)が採用されたと発表。

 3対3のリアルタイムでのチーム対戦を楽しむ『ブレイゼンブレイズ』をプレイする際、高度な連携を実現するために必要不可欠なチームメンバーとのボイスチャットが、TeleXusにて実装される。

 利用可能なリソースが限られているヘッドマウントディスプレイ型のVR機というプラットフォームにおいて、低遅延・低負荷な音声コミュニケーションを可能にしたTeleXusは、VR空間での高度なゲーム演出とコミュニケーションの両立に貢献したとのこと。

VR機ならではの環境とTeleXus採用の理由

 VR専用の3対3リアルタイム対戦アクションゲームであるブレイゼンブレイズでは、リアルタイムでの高度な対戦演出、チームメンバーとの遅延のない音声コミュニケーションをVR機上で実現している。

 ヘッドマウントディスプレイ型VR機のアクションゲームはプラットフォームの特性上、両目用に別々の2枚の高解像度映像を高レートで出力する必要がある。

 よりリッチな映像表現と演出を追求する『ブレイゼンブレイズ』では、VR機の処理性能をできる限りグラフィックス処理に割り当てる必要があり、ボイスチャットには、低遅延を前提としながらも低負荷で安定した動作ができるミドルウェアが求められていた。

 このようにVR機のパフォーマンスを最大限利用しながらも音声チャットを利用したいという高度な要望に対し、TeleXusの特徴である「アプリケーションの動作を阻害しないように最適化されたつくり」が評価されたことが、今回の採用につながっているという。

 また、TeleXusはオンラインならではの垣根のないコミュニケーションの実現を目指しており、ワールドワイドにボイスチャットサーバーを展開している。そのため、全世界を対象にした大規模タイトルでもプレイヤーが物理的距離を感じることなく音声コミュニケーションを楽しめる。

 ゲームのオープンワールド化が進んだことで、ゲームが提供する価値は単なるゲームプレイだけではなく、仲間とのかけがえのない体験の共有に変化してきている。

 TeleXusは、その体験を創り出すうえで重要な、仲間とのコミュニケーションの質を向上し、世界規模での仲間やコミュニティにおける楽しい共通体験を提供していくという。

『ブレイゼンブレイズ』とは

 MyDearestが開発中の3対3 VR対戦アクションゲーム。「世界一のマルチプレイVRゲームを作る」という目標の元で作られた本作は、「実際に体を動かして」プレイできる没入感の高いゲームとなっている。

 対戦演出の派手さと過激さが話題を呼び、2023年10月に開催されたクローズドαテストでは、当選者数を急遽拡大するなど大きな話題を呼んだ。

 2024年の正式発売に先駆け、2024年2月6日~2月13日まで実施中の「ブレイゼンブレイズオープンβテスト」でもTeleXusによるボイスチャットが体験できる。

・『ブレイゼンブレイズ』公式サイト
https://brazenblaze.com/jp/

CRI TeleXusとは

 高機能ボイスチャットなどさまざまな機能で、ゲームやバーチャルオフィスなどのオンラインコミュニケーションを拡張・強化するミドルウェア。

 スマートフォン上で動作する3Dアバターを用いたバーチャルオフィスソリューションにて、ボイスチャット機能の導入実績があり、多数のユーザーがオンライン上の同じ空間で交流する仮想空間において、空間オーディオや話者分離などの音声技術で、実在感のあるコミュニケーションを実現する。

 「CRI TeleXus」は継続して機能強化に取り組んでおり、今後もAI通訳や仮想空間でのウォッチパーティーが可能な動画配信機能など、さまざまな機能を実装予定だという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります