三井不動産は2月13日より、「未来特区プロジェクト」の取り組みの一環として、Yanekaraと共同でカーシェアリングサービス用電気自動車(以下:カーシェアEV)を利用した実証実験を開始する。
未来特区プロジェクトは多様なパートナーと次世代の街づくりに向けた事業を共創するプロジェクト。
本実証実験はそのプロジェクトの一環で、今後のEVの社会普及を見据え、カーシェアEVへスマート充電を導入し、効率的な電気利用と卸電力市場および需給調整市場での経済性の検証をするもの。
具体的には、柏の葉スマートシティにおいて、三井不動産グループが運用するカーシェアEV車両2台に対し、Yanekaraの開発するスマート充電器「YaneCube」を設置し、充電をする。
YaneCubeの導入で、「市場連動型」電力プランにおいて電力単価が安い時間帯に充電ができるようになり、カーシェアリングにおけるEVの効率的な電力利用を目指すほか、年間を通じて得られたEV利用と充電のデータをもとに、2026年度以降に見込まれる需給調整市場への参入を見据えた事業性の検証等を実施するという。
両社は、本実証実験を通じてIoTを活用したエネルギーマネジメント技術の導入に積極的に取り組み、需給調整力の提供および電力系統の安定化に寄与し、三井不動産グループのアセットを活用し、日本社会の脱炭素化に街づくりから貢献することを目指すとしている。
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