山根博士のグロスマレビュー
美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ!
◆ライトの色を自在に変えられるポートレート撮影のためのカメラ
カメラ部分のデザインは広角、超広角のレンズの下に同円型のリング型ライトを並べたデザインとしている。このライトは「AURA LIGHT」と呼ばれ、従来比9倍の発光面積を持つという。また、色温度を暖色から白色までリニアに変えることができる。
実際にライトを光らせてみると、白色、暖色でだいぶ色が変わることがわかる。色温度の調整は、カメラアプリ内のライトをタップして出てくるスライドバーを左右に動かすだけで、細かい調整も簡単にできる。近距離の人物の顔写真を撮るときだけではなく、物撮りなどでも活用できそうだ。
カメラのUIはvivoの中国向け端末が搭載するOriginOS、グローバル向けのFuntouch OSどちらも同等であり、ディスプレーの上から下にスワイプすることでクイック設定画面を開くことができる。倍率表示は0.6倍、1倍、2倍で、写真は最大20倍、動画は最大10倍のデジタルズームが利用できる。カメラのモードは夜間、ポートレート、写真、動画、マイクロムービー、もっと見るの6つだ。
映える写真を撮るためのフィルター類も豊富だ。ポートレート撮影時のボケの設定はボケの度合いだけではなく、ハートや星などボケの形を変化させられる。また、写真のイメージをビンテージ風などに変えるモードも提供する。美顔に関してはかなり細かい加工も可能だ。
それでは、実際に撮影した作例を紹介しよう。
【まとめ】ニッチ向けだが需要の大きいセルフィースマホ
vivo V29はセルフィーやポートレート撮影をより楽しみたいと考えるユーザー向けの製品であり、ニッチな層をターゲットにしている。とはいえSNSに映える自分の写真をアップしたいという需要は旺盛であり、vivoもVシリーズの新製品を毎年投入しているほどだ。
ファーウェイも同類の製品「nova」シリーズを展開しており、自撮りスマホはこれからも独特の進化を遂げていくのだろう。いずれは男性向けにフォーカスした製品も出てくる時代がくるかもしれない。
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