週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

完全予約制ですのでお早めに!!

「エプソン チームラボボーダレス」完全ガイド = ついに全貌公開でたっぷり見てきました!!

2024年02月05日 10時00分更新


 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(チームラボボーダレス)」が、東京・お台場から移転し、2月9日より、麻布台ヒルズにオープンする。

 チームラボボーダレスは2018年に東京・お台場にオープンしたアート空間で、今回、新たに麻布台ヒルズで開館する。世界初のインタレーションや、日本初公開の作品も含まれる。

 2月2日にプレス向けプレビューが行われたので取材してきました。

チームラボボーダレス
迷路のような回廊をさまよい
驚きの空間と出会う

 オープニングでは、チームラボ代表の猪子寿之氏と、エプソン販売社長の鈴村文徳氏が登壇。今回は560台のエプソン製プロジェクターに加え、画像生成のために540台のエプソン製PCが利用されているという。

 今回のチームラボボーダレスは、順路はなく、広場のような場所と、迷路のような回廊、そして、隠されたインスタレーションの部屋から構成される。会場マップもないので、入場者は回廊の動くアートと戯れながら、部屋に巡りあうカタチだ。

 加えて、入口と出口が同じ部屋と、異なる部屋があるので、入る時にガイドの方に聞いてから入るほうがいい。一周して元に戻るといいのか、出口のほうに行くといいのか、そもそも、どっちがどこなのかわからなくなるので。。。

 ちなみに、床面がガラス張りの部屋が多々あるので、スカートでお越しのお客様はご注意頂くことが必要である。

 また、事前にスマホに「チームラボアプリ」をインストールしていくと、作品をより楽しむことができるのでオススメである。

 プレスプレビューでもマップはなかったので、以下のインスタレーションがすべてとは断言できないが、紹介していこう。

 全体の中心のような広場は《Universe of Water Particles, Transcending Boundaries》というタイトルで、滝と花のイメージが公開されているが、時々刻々、ビジュアルは変化していく。

 回廊も花や鳥だけでなく、時には鳥獣戯画のようなモノクロのグラフィックスが行進したり、花でできた大きな動物が通過することがある。

《Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》
 

 なにげない四角いディスプレーの奥にあり、最初はなにか無限な空間が額縁の向こうに見えるので、外から眺めるだけかと思ったら、奥に行くと、この空間の中に入れるのである。

 ガラスのような球体は、いろいろな光が入り混じっており、時間とともに変化していく。球体のなかを歩いていくと、宇宙空間を歩いているような感覚にな、る。

 出口はガイドさんに聞かないとわからないので注意です。

光の彫刻「ライトスカルプチャー - Flow」
 

 ふと通路にある、「のれん」をくぐって入ると、上演中の作品一覧がある部屋。ここは奥行きのある空間に多数の可動型スポットライトが並んでおり、光を使って空間に物体を作り上げる「Light Sculpture」(光の彫刻)である。

 上演するプログラムにより名前が変わるので、入り口に一覧が表示されているのだが、どれも新体験で、長時間見とれてしまう。たっぷり体験することをおススメします!

《Black Waves - 闇から生まれ闇に帰る》
《生命は闇に咲き闇に帰る微小な光》

 部屋の中に、立体が配置されていて、そこに映像が投影される。《生命は闇に咲き闇に帰る微小な光》、《Black Waves - 闇から生まれ闇に帰る》が上映される。ここも、空間感覚がマヒする感じで、歩きながら楽しみたい。

《マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光》
 

 鏡張りの部屋で、Bubble Universe:似ているが、こちらはレール上を光球が変化しながら動いている。光球が恒星のようで、星間空間を歩き回る感覚になる。

《Infinit Crystal World》
 

 全鏡面の部屋に、無数のLEDが吊り下げられていて、流れるように変化する。ここも無限空間を体験する感じだが、開けた観賞場所があったり、このWorldの変化を、スマホアプリやコントロール装置で、自分で指定できるのが面白い。

 このほかにも、多数の円形のテーブルに映像が投影され、その中を歩き回れる《今日の地形の記憶》や、グラフィックが空中にあるように見える部屋、ミストに立体を投影している部屋、入場者が描いた絵が泳ぎ回る《スケッチオーシャン》など、不思議、面白い、新体験ができる部屋がたくさんあるので、ぜひ体験しに行って欲しい。

 また、チームラボボーダレスの外、同じフロアには、《スケッチオーシャン》で泳がせた作品を持ち帰れるグッズショップがオープン。Tシャツやエコバッグに自分の絵を、エプソンのプリンターでプリントできるよ。

「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」

☆住所:東京都港区麻布台1-2-4
 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
☆開館時間:10:00 - 21:00
 *最終入館は閉館の1時間前
 *開館時間が変更になる場合がある
☆休館日:第1・第3火曜日
 *休館日が変更になる場合がある
☆チケット価格
 大人(18歳以上):3800円~
 中学生・高校生(13 - 17歳):2800円
 子ども(4 - 12歳):1500円、3歳以下無料
 障がい者割引:1900円〜
 事前日時指定予約制。大人と障がい者割引は変動価格制を導入し、日によって金額が異なる。現地購入の場合+200円となる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります