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718 ボクスターは、最も走りにストイックなポルシェだった!

2024年02月03日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

ポルシェ/718 ボクスター スタイルエディション(991万円~)

 憧れていたという純白のポルシェ「911 カレラ カブリオレ」を試乗したモデル兼タレントの新 唯(あらた・ゆい)さん。では、ほかのポルシェはいかがでしょう? ということで、今回はポルシェのもう1台のオープンカー「718 ボクスター」をチェックしてみましょう。

 982型718 ボクスターが登場したのは2015年12月のこと。クローズドボディである718 ケイマンの上位機種という位置づけになります。

ポルシェ/718 ボクスター スタイルエディション

718 ボクスターの特別仕様がスタイルエディション

 今回お借りしたのは2022年11月から受注を開始した718 ボクスター スタイルエディションという特別仕様車。往年の964型「911 カレラRS」に採用されていたカラー「ルビーストーンレッド」を現代的に解釈したという「ルビースターネオ」が目にも鮮やかな1台です。

 エクステリアはさらに、ポルシェカラークレストをあしらった20インチの718 スパイダーホイールや、ブラックのスポーツテールパイプ、ハイグロスシルバーの「PORSCHE」ロゴ(リア)などでドレスアップ。

 これを街で走らせると視線をビンビン感じ、「伝説のルビーストーンレッドのクルマに俺は乗っている」と、自分のクルマでもないのに悦に浸った同行スタッフ。唯さんは白いクルマがお好きで、このド派手な色を拒絶されるかと思いきや「いい色だと思います」ということで、まずは一安心。

全幅1801×全高1281mm

全幅1801×全長4379×全高1281mm(ルーフを閉じた状態)

ルーフを開けた状態

センターマフラーのリア

 まずはエクステリアから。「911より少し小さいように見えます」と唯さんが語るように、ボディーサイズは全幅1801×全長4379×全高1281mmと、911と比べて全幅で約50mm、全長にいたっては200mm以上コンパクト。200mm短縮された分、後席はなく2人乗りのクルマになります。もっとも、911とて後席に座るのは結構大変ですが……。車体重量は1400kg台で、こちらは約175kg軽量です。ちなみに唯さんが所有されているND型ロードスターは、718 ボクスターより一回りコンパクトで、かつ車体重量も1000kgソコソコといったところ。ライトウェイトスポーツ好きの唯さん的に引っかかるかは気になるところ。

今回お借りした車両はPDK(オートマ)仕様

 911同様、エンジンのご尊顔を拝することはできないのですが、パワートレインは最高出力300PSの1988㏄水平対向4気筒ターボエンジンに、6速MTまたはPDKの組合せ。今回はPDKモデルをご用意しました。「MT設定があるのはイイですね。今の911もMT設定は少ないんですよね」。ちなみに現行の992型911でMT設定があるのは「911 カレラ GTSクーペ」だけのようです(GT3などのスペシャリティーは除く)。

ラゲッジスペースをチェックする唯さん

フロントのラゲッジスペースはかなり高さがある

ラゲッジスペースの様子

 エクステリアついでに実用面をチェックしてみましょう。リアにエンジンを搭載するので、フロントを見てみましょう。「ボストンバッグ2つくらいは入りそうですね」というように、ボストンバッグを2個積むことができそうな容量があります。

リアのラゲッジドアを開けた様子

リアのラゲッジは意外と広い

 911同様にリアにエンジンを搭載する都合、リアのラゲッジスペースはないのかなと思いきや、これがあるから驚き! しかも意外と荷物は入るようで「前後を合わせたらNDロードスターより荷物が載りそう」と、しげしげと観察されていました。

ラゲッジスペースの開閉ボタン

 ラゲッジスペースの開閉ですが、運転席の下にあるボタンで行ないます。正しくは「行ないました」。というのも、ボディー側のどこを触ったら開くのかわからずでして……。それはオーナーにならないと教えてくれないのかもしれませんね。その点では実にセキュアなクルマです。

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