週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

小学生の国語の授業がヒントに!“すがたをかえる大豆”「青葉区丼」

2024年02月05日 09時00分更新

 皆さん、こんにちは! 横浜市役所内商業施設「ラクシス フロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。

 今回もご覧いただきありがとうございます!

前回の記事はこちら。
【連載】木の葉丼とおでんでほっこり温かい気持ちになる「西区丼」

※過去の連載記事はこちら:
横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

 1ヶ月間お休みをいただいた「横浜食育18区丼」ですが、この2月より改めて再スタートいたします。

 ということで、2月は「青葉区」。前クールの「横浜18区丼」の際の「青葉区丼」は地域の想いのあるスターたちが総出でご協力してくださり前半、後半ともに、とても豪華な内容でした。それだけに2クール目は少しプレッシャーもあったのですが、そこは前回と同じくコーディネーターの「NPO法人 森ノオト」代表の北原まどかさんの手腕がさえまくり、さらにすてきな内容になりました。

左から奥山誠さん、三澤元芳さん、北原まどかさん、三澤百合子さんとともに

 北原さんは私の著書である「横浜の食卓」の監修をしてくださった、まさに変わり者の椿の良き理解者の筆頭です。もちろん私自身も尊敬し、信頼し、一緒に事業を行ううえでの最高のパートナーです。

 そしてもう1人のコーディネーターは「ベーカリーカフェ コペ」店主の奥山誠さん。1クール目の18区丼で出会い、その人柄に私が惚れ込み、さまざまな場面でご協力、助言をいただいています。

 この最強タッグのお2人がコーディネーターなので、内容も当然すばらしい形になりました。15日までの「青葉区丼」前半のメニュー名は「すがたをかえる大豆御膳」です。

 北原さんの小学3年生になる娘さんが学校の国語の授業で「すがたをかえる大豆」という単元の学習をしていて、そこからヒントを得て提案してくださいました。

 実際に森ノオトのメンバーさんたちはJA横浜 田奈支店「ハマッ子」直売所「四季菜館」近く恩田川沿いにある畑で大豆の収穫を2017年より続けており、その大豆を選別し、味噌づくりを行っています。そう、「大豆」はすがたをかえるんです!

 私たちが普段目にする大豆は種の状態です。そして、「きなこ」「豆腐」「納豆」「味噌」「醬油」「もやし」などに変化します。

 そして出来たメニューの内容が下記の画像です。

左上から、

・がんもどき
・炒り大豆の天ぷら
・白玉団子のきな粉がけ
・煮豆
・ごはん(青葉区奈良町の農家・三澤さんの「はるみ」)
・豆腐の炒り煮
・味噌汁(先ほどの森ノオト味噌を使用)

 私も大豆の選別を少しだけお手伝いさせていただきましたが、すごーく大変でした。
小さい粒やひび割れ、黒い点々がある大豆をはじくのですが、飽き性の私はすぐに断念してしまいました(すみません…)。

 そんなさまざまな苦労、見えない努力が背景にある「大豆」ですが、とても身近にありすぎて、主役になりきれませんね。今回は青葉区の皆さんの想いがたっぷりとこもった「大豆」を知っていただき、食べていただく良い機会になればと思います。

 ぜひ召し上がりにいらしてください!!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

-----------------------------------------------------------------------------------
TSUBAKI食堂公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/tsubaki_shokudou
Facebook https://www.facebook.com/tsubaki.ygc
LINE https://lin.ee/6a7fQzb
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCpbq3xfWlE4JMCw_7Qw-Uyw

-----------------------------------------------------------------------------------

文/椿 直樹

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事