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小学生の国語の授業がヒントに!“すがたをかえる大豆”「青葉区丼」

2024年02月05日 09時00分更新

 皆さん、こんにちは! 横浜市役所内商業施設「ラクシス フロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。

 今回もご覧いただきありがとうございます!

前回の記事はこちら。
【連載】木の葉丼とおでんでほっこり温かい気持ちになる「西区丼」

※過去の連載記事はこちら:
横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり

 1ヶ月間お休みをいただいた「横浜食育18区丼」ですが、この2月より改めて再スタートいたします。

 ということで、2月は「青葉区」。前クールの「横浜18区丼」の際の「青葉区丼」は地域の想いのあるスターたちが総出でご協力してくださり前半、後半ともに、とても豪華な内容でした。それだけに2クール目は少しプレッシャーもあったのですが、そこは前回と同じくコーディネーターの「NPO法人 森ノオト」代表の北原まどかさんの手腕がさえまくり、さらにすてきな内容になりました。

左から奥山誠さん、三澤元芳さん、北原まどかさん、三澤百合子さんとともに

 北原さんは私の著書である「横浜の食卓」の監修をしてくださった、まさに変わり者の椿の良き理解者の筆頭です。もちろん私自身も尊敬し、信頼し、一緒に事業を行ううえでの最高のパートナーです。

 そしてもう1人のコーディネーターは「ベーカリーカフェ コペ」店主の奥山誠さん。1クール目の18区丼で出会い、その人柄に私が惚れ込み、さまざまな場面でご協力、助言をいただいています。

 この最強タッグのお2人がコーディネーターなので、内容も当然すばらしい形になりました。15日までの「青葉区丼」前半のメニュー名は「すがたをかえる大豆御膳」です。

 北原さんの小学3年生になる娘さんが学校の国語の授業で「すがたをかえる大豆」という単元の学習をしていて、そこからヒントを得て提案してくださいました。

 実際に森ノオトのメンバーさんたちはJA横浜 田奈支店「ハマッ子」直売所「四季菜館」近く恩田川沿いにある畑で大豆の収穫を2017年より続けており、その大豆を選別し、味噌づくりを行っています。そう、「大豆」はすがたをかえるんです!

 私たちが普段目にする大豆は種の状態です。そして、「きなこ」「豆腐」「納豆」「味噌」「醬油」「もやし」などに変化します。

 そして出来たメニューの内容が下記の画像です。

左上から、

・がんもどき
・炒り大豆の天ぷら
・白玉団子のきな粉がけ
・煮豆
・ごはん(青葉区奈良町の農家・三澤さんの「はるみ」)
・豆腐の炒り煮
・味噌汁(先ほどの森ノオト味噌を使用)

 私も大豆の選別を少しだけお手伝いさせていただきましたが、すごーく大変でした。
小さい粒やひび割れ、黒い点々がある大豆をはじくのですが、飽き性の私はすぐに断念してしまいました(すみません…)。

 そんなさまざまな苦労、見えない努力が背景にある「大豆」ですが、とても身近にありすぎて、主役になりきれませんね。今回は青葉区の皆さんの想いがたっぷりとこもった「大豆」を知っていただき、食べていただく良い機会になればと思います。

 ぜひ召し上がりにいらしてください!!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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文/椿 直樹

1967年生まれ。横浜野菜の魅力を広く伝えるため2003年「横浜野菜推進委員会」を設立。その取り組みが評価され2009年、神奈川県で初めて農林水産省「地産地消の仕事人」に認定される。好きな野菜は白菜、苦手な野菜はたくさん(笑)

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