final「ZE8000」をユーザーに最適化

技術のfinalによる究極の個人最適化サービス「自分ダミーヘッドサービス」、第2回募集開始

2024年01月31日 20時25分更新

　finalは1月31日、“自分ダミーヘッドサービス”の第2回募集を開始した。既報の通り、完全ワイヤレスイヤホンの「ZE8000」の“8K SOUND”を個人最適化する新サービス。2024年2月中旬〜2024年3月中旬の期間に実施する人を2月5日（23:59）まで、応募フォームで募集を受け付け、抽選で12名を決める。結果は2月7日に直接メールで伝達される予定。

上半身を3Dスキャンしている様子

　対象はすでに「ZE8000」（MK2ではなく無印）を使っているユーザーに限定。料金も本体よりも高い5万5000円となっているが、定員を大きく上回る募集があった人気サービス。個人の上半身や耳を精密に3Dスキャンしたモデル（自分ダミーヘッド）を作成し、それをfinal独自の「ヴァーチャル音環境」に置いて、様々な計測を行い、その結果を適用した音のアラインメントを施す。

耳をスキャンしている様子

　なお、個人最適化とは、他社が実施している“頭外定位”など空間印象の個人最適化ではなく、音色（ねいろ）の個人最適化だとしている。finalの説明では、音色とは「音量、音程、方向」以外のすべてを差す要素だという。計測と調整のために、final本社に2回脚を運ぶ必要がある。そのために、手持ちのZE8000をfinalに預け、調整後に返送される。使用できない期間には代替機も提供される。なお、返送された製品は「自分ダミーヘッドサービスカスタマイズver」にアップデートされ、筐体に自分ダミーヘッド認証マークをレーザー刻印。ZE8000専用アプリの「final CONNECT」上に自分ダミーヘッドサービス用の設定項目が追加されるほか、イヤーピースも変更となる。