アップルは、今週配信が開始の「iOS 17.3」に追加された新機能「盗難デバイスの保護」について、詳細を説明するページを公開している。
「盗難デバイスの保護」が有効になっている場合は、以下の2つの要素が加わり、iPhoneの盗難時に致命的な操作がされにくくなったとする。
まず1つ目は「一部機能におけるFace IDまたはTouch IDによる生体認証の必須化」。キーチェーンで保存されているパスワードを使用する際や紛失モードを解除する場合などに、Face ID/Touch IDによる生体認証が必要となり、パスコードなどの代替手段では不可能になる。
2つめは「セキュリティ遅延」。Apple IDのパスワードを変更したり、サインアウトするなど、一部のセキュリティに関する操作をする場合、Face ID/Touch IDで認証し、さらに1時間待ってから再度Face ID/Touch IDで認証する必要が加わる。
この「盗難デバイスの保護」は、「設定」で「Face ID とパスコード」を選ぶことでオン/オフを切り替えられる。オンにする場合は、Apple IDで2ファクタ認証を使用し、さらにiPhone側でデバイスパスコード、Face IDまたはTouch ID、「探す」「利用頻度の高い場所」を設定、または有効化しておく必要がある。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります