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iOS 17.3で新たな盗難対策が追加 保存されているパスワードを使う場合、パスコードで代替は不可に

2024年01月26日 17時35分更新

 アップルは、今週配信が開始の「iOS 17.3」に追加された新機能「盗難デバイスの保護」について、詳細を説明するページを公開している。

iOS 17.3

 「盗難デバイスの保護」が有効になっている場合は、以下の2つの要素が加わり、iPhoneの盗難時に致命的な操作がされにくくなったとする。

 まず1つ目は「一部機能におけるFace IDまたはTouch IDによる生体認証の必須化」。キーチェーンで保存されているパスワードを使用する際や紛失モードを解除する場合などに、Face ID/Touch IDによる生体認証が必要となり、パスコードなどの代替手段では不可能になる。

 2つめは「セキュリティ遅延」。Apple IDのパスワードを変更したり、サインアウトするなど、一部のセキュリティに関する操作をする場合、Face ID/Touch IDで認証し、さらに1時間待ってから再度Face ID/Touch IDで認証する必要が加わる。

 この「盗難デバイスの保護」は、「設定」で「Face ID とパスコード」を選ぶことでオン/オフを切り替えられる。オンにする場合は、Apple IDで2ファクタ認証を使用し、さらにiPhone側でデバイスパスコード、Face IDまたはTouch ID、「探す」「利用頻度の高い場所」を設定、または有効化しておく必要がある。

 
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