週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

宅配業者と誤認させてアップルを装った偽Webサイトに誘導するSMSにも注意!

ニセのアップルストアに誘導してApple IDとクレカ情報を盗む詐欺が増加中

2024年01月26日 18時00分更新

Apple IDとクレカ情報を入力させて盗み取る詐欺に注意!

Apple IDの再認証が必要!?

 フィッシング対策協議会によると、アップルを騙ったフィッシング詐欺が増加中とのこと。

 これは、“セキュリティチェックの結果、アカウントの再認証が必要になったのでアップルストアの公式サイトにアクセスして手続きを完了せよ”という内容のメールを送り付けて偽のWebサイトに誘導し、Apple IDとクレジットカード情報などを入力させようとするもの。

アップルを装ったフィッシングメールの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 フィッシングメールの件名は下記が確認されていますが、上記以外の表記も存在する可能性があります。

Apple お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ

 今回のフィッシングメールは、“メール受信から48時間以内に認証を完了しないと、アカウントが一時的に凍結される可能性がある”といった一文を加えており、被害者を焦らせてURLをタップさせようとする悪質な内容です。

 iPhoneやMacBook Airの発売時期などApple IDを利用する消費者が大勢いるタイミングは、アカウントの不具合を装ったフィッシング詐欺に引っ掛かりやすくなりますから、日頃からメールやSMS内のリンクはタップせず、自分で検索した公式サイトからログインして真偽を確認するようにしてください。

 なお、アップルにまつわるフィッシング詐欺と言えば、宅配業者からの不在通知だと誤認させたうえでアップルを装った偽Webサイトに誘導するSMSもここ数年猛威を振るっていますので、あわせて注意が必要です。

 「フィッシングメールや偽のサポート電話などの詐欺を見抜き、被害に遭わないようにする」といったアップルからの告知も参考になるでしょう。

アップルを装ったフィッシングサイトの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう