ウイングアーク1stは1月25日、福岡県北九州市およびデジタル庁と連携し、北九州市におけるデジタルインボイス標準規格「Peppol(ペポル)」の請求書受領の実証実験を開始すると発表した。
Peppol(Pan European Public Procurement Online)は請求書(インボイス)などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「運用ルール」「ネットワーク」のグローバルな標準仕様。欧州各国のみならず欧州域外の国も含め30ヵ国以上で利用が進んでおり、日本ではデジタル庁が管理局となり、デジタルインボイスの標準仕様である「JP PINT」は売り手のアクセスポイント(C2)と買い手のアクセスポイント(C3)との間でやり取りされるデジタルインボイスの標準仕様となっている。
本実証実験では、北九州市における調達・請求に関する事務の効率化を実証し、効率化により北九州市が掲げる稼げるまちへの実現に寄与し地域利益に還元することを目指しているという。事業者からの請求情報をデジタルインボイスで受信、調達事業の請求情報をPeppolネットワークを介してデジタルインボイスで実際の支払手続きに使用するもの。
今後、受信したデジタルインボイスを後方業務に連携することで、会計業務、支出業務、消込業務など関連する業務の効率化および調達事業者を含めた業務全体のDXを目指して取り組みを進めるという。
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