画像のグラフは、上段が脳そのものの集中の度合い、中断は目の前のタスクに対してどれくらい気を配っているか、下段は疲労の度合いを示している。
シミュレーション後にグラフを参照すると、サーキット走行時は脳の集中度、タスク(ここでは運転)に対する集中度が安定しているのに、煽り運転を受けはじめた終盤では、タスクに対する集中度は不安定になり、疲労度も急激に上昇していることがわかる。
この機能が市販車に実装されれば、ドライバーの特徴やストレスを感じやすいシーン、集中が落ち、疲労を感じ始めるタイミングなどを“車が知ってくれていて”、いつでも快適な運転に導いてくれるような日が訪れるかもしれない。
なお実装時は、ドライバーを監視するカメラなどの情報から脳波をシミュレートすることで機能を実現し、頭部に何かを装着する必要はなくなる予定だという。担当者は「2027年から2028年頃までの市販化を目指したい」と話した。
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