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マイクロソフト個人向け「Copilot Pro」月額20ドルで提供

2024年01月16日 13時00分更新

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 マイクロソフトは1月15日(現地時間)、同社のAIアシスタント「Copilot」の個人向け有料プラン「Copilot Pro」の導入、法人向け「Copilot for Microsoft 365」の利用要件の改定やCopilot全体の機能強化などを発表した。

Copilotを強化する有料プランCopilot Pro

 Copilot Proは月額20ドル(約3000円)を支払うことで、Copilotの機能を強化できるというもの。具体的な内容は以下の通りだ。

・単一のAI エクスペリエンスをデバイス間で実行し、ウェブ、PC、アプリ、スマートフォンでコンテキストを理解して、必要なときに適切なスキルを提供
・「Microsoft 365 Personal/Family」のユーザーはPCや「Mac」「iPad」上の「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」からCopilotを利用可能
・最新モデル「GPT-4 Turbo」への優先アクセスが可能(モデル間を切り替えて選択したエクスペリエンスを最適化する機能も近日実装予定)
・「Designer」の「Image Creator(旧「Bing Image Creator」)」による AI画像作成の強化 – 1日あたり100 ブーストに高速化すると同時に、より詳細な画質と風景画像フォーマットの提供を実現
・「Copilot GPT Builder」で、簡単なプロンプトを入力から特定のトピックに合わせてカスタマイズした独自のCopilot GPTを構築する機能を提供 (近日公開予定)

Copilot for Microsoft 365は最少シート数の規定を撤廃

 法人向けに2023年11月から提供されているCopilot for Microsoft 365では、利用に必要な最少シート数の規定を撤廃し、中小企業など小規模な組織でも利用できるようになった。

 例えば「Microsoft 365 Business Premium/Business Standard」の場合、1〜299シートまでは1人あたり月額30ドル(約4400円)となる。

 さらに「Office 365 E3/E5」へのCopilotの提供拡大、Microsoftクラウド ソリューションプロバイダーパートナーを経由したCopilot for Microsoft 365の法人向け販売も開始する。

Copilotの利用イメージ

Copilotの利用イメージ

Copilot全体の機能強化

 無料版を含むCopilot全体の機能強化として、フィットネス、旅行、料理などの特定の目的に向けにカスタマイズされた少数のCopilot GPTの提供を始める(独自のCopilot GPTを作成する機能はCopilot Pro限定)。

 また、モバイル版Microsoft 365アプリについては2月以降、Microsoftアカウントをもつ個人ユーザー向けにCopilotが追加される予定だ。

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