週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

コンパクトなバランス駆動真空管ポタアンを作れるキット「MONYACA9」

2024年01月11日 10時00分更新

 コンパクトサイズの真空管ポータブルアンプを自作できる工作キット「MONYACA9(モニャカナイン)黒基板」が千石電商 秋葉原本店にて販売中。「じんそん」氏による同人ハードウェアで、価格は5500円だ。

クオリティーの高い真空管ポタアンが作れるキットの最新作。玄人向けに人気のシリーズだ

 “モナカサイズ”のコンパクトなバランス駆動真空管ポータブルアンプの自作キット。真空管をはじめ必要な部品を追加で調達、ユーザー自身がはんだ工作で組み立てることで完成する。

 真空管は6DJ8(6922)/12A〇7に対応するほか、StickMTシリーズの下駄を使用すれば他の真空管も利用可能。低音域の減衰がない出力カップリングコンデンサレスで、出力バッファは定評あるClassAA。アイソレート型DC/DCを採用し、ヒーターは5V、B電圧は12V駆動になっている。

部品を追加で調達、自身で組み立てる必要がある。なお製品には3Dプリンター製の専用ケースも付属する

専用のBluetoothモジュール(技適取得済み)も3300円で販売されている

 なお、回路図はなく基板の部品定数やパターンから読み取る必要があるなど、中上級者向けのキットである点には注意。また、クリエイターによれば「熱がこもるカバン内などで使用すると、ケースが歪む可能性がある」「オペアンプは標準指定品以外は使用しないでほしい」などの注意点が挙げられている。

【取材協力】

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります