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「タッチしないタッチ決済」JCBなど3社が開発へ

2024年01月10日 18時15分更新

 ジェーシービー(JCB)、りそなホールディングス、ベスカは1月10日、3社共同で、スマホ操作が不要な新しい決済体験の構築を目指す取り組み「タッチしないタッチ決済」プロジェクトに関する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

 本ソリューションは、BLE(Bluetooth Low Energy)やUWB(Ultra Wide Band)等の通信技術を用いて、来店したユーザーが持っているスマホと、店舗に設置された決済端末や各種IoTデバイスとの連携により、利用者がスマホの取り出しや画面起動といった操作をせず、決済手続きが完了できるもの。バッグやポケットにスマホを入れたままでも、認証から決済手続きまで完了する新たな決済体験を構築していく。

 また、本ソリューションの活用により、希望する利用者には店舗来訪時点で情報を把握し、過去の購買履歴やその瞬間に興味をもって見ている商品に応じた顧客サービス(VIP向けサービスや優待・クーポン配信等)を提供するなど、新たな店舗内体験の実現を目指す。

 今後、実店舗での本番環境に近い環境下でのPoC実施・評価を経て、新たな協業パートナー候補や、決済以外の付加価値サービスを検討していく。

 さらに、生体認証ソリューションとの組み合わせによる活用も視野に入れているという。生体情報のみで判定する生体認証である1:N認証で指摘されている認証精度・処理速度といった課題に対し、本ソリューションを活用することで、対象を事前に絞り込んだ認証とし、生体認証の処理精度向上や高速化、システムの簡素化といった相乗効果の実現を図る。

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