よりカジュアルなラインのノートPCである「Aspire Vero 16」には、リサイクルプラスチックを採用。遠目には、淡いブルーグレーのようなカラーリングだが、近寄ってみると、粉砕されたプラスチック片が確認できる。
質感は、アルミニウムなどの金属素材と比較して、高級感には劣るものの、頑丈で、手触りも悪くない。「カーボンニュートラルな製品」もトレンドのひとつだろう。
2023年の10月に発表した裸眼での立体視に対応した27型ディスプレー「Acer SpatialLabs View Pro 27」が、3台のマルチディスプレーの形態で展示してあった。
Acer SpatialLabs View Pro 27は、ディスプレー上部のセンサーで眼球の動きを追跡し、視点の移動に合わせて3D映像を生成するという仕組みを持つ。裸眼3Dの映像は写真には写せないので、見え方を言葉で説明したい。
ひと言でいうと、ディスプレーの中に奥行きがあるように感じられる。手前側の被写体にはピントがしっかりと合っているように見え、奥の方に見える建造物や風景は、焦点があっていないときのように見える。肉眼で、近いものに視点を合わせながら、遠くの景色も周辺視野で認識しているような映像が、ディスプレーの枠の中で再現されているとも表現できる。
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