廃墟のマンションで繰り広げられる新たな「SILENT HILL」の物語
心に迫る恐怖――完全新作『SILENT HILL: The Short Message』がPS5で無料配信中!
コナミデジタルエンタテインメントは2月1日、PlayStation 5(PS5)で「サイレントヒル」シリーズの完全新作『SILENT HILL: The Short Message』(サイレントヒル:ザ ショートメッセージ)を無料で配信開始した。
「サイレントヒル」シリーズは、1999年にPlayStationで1作目が発売されたサイコロジカルホラー作品。深い霧に包まれた表世界と、錆と闇に覆われた裏世界、2つの世界が登場するのが特徴で、この2つの世界を行き来しながら、プレイヤーは物語を進めていく。
霧と闇によって先が見えず、どこから襲われるかわからない閉塞感のある恐怖に加え、プレイヤーの気持ちを不安にさせるストーリーテリングで、多くのユーザーを魅了した作品だ。
家庭用ハード、携帯ハード、アーケードと、さまざまなプラットフォームでナンバリングタイトルや外伝作が作られており、去年の11月にはストリーミング配信で楽しむという新機軸の『SILENT HILL: Ascension』も配信されている。
今回、そんなシリーズの最新作となる本作をひと足早くプレイする機会を得た。ここではゲームの基本と、そのプレイ感をお届けしよう。なお、ゲームのストーリーは、自殺やいじめ、DVなどセンシティブな内容に触れられている。その点は注意してほしい。
あらすじ
主人公のアニタは、友だちのグラフィティ・アーティスト、“マヤ”からメッセージングアプリで呼び出され、投身自殺の多い廃墟マンションを訪れる。
アニタは、学校を休んでいた幼なじみのアメリとスマホでメッセージを交わしたり、“マヤ”との思い出をふりかえりながら、廃墟を探索していたが……。
とつぜん、罵詈雑言が書かれた封筒でいっぱいの、地下墓地のような静謐な空間に迷い込んでいた。
そこには、案山子のような背の高い、桜の怪物(クリーチャー)が徘徊していた。クリーチャーはアニタを追いかけてきて、捕まれば、殺されてしまう。
殺されても、再び、死の空間で目を覚ます。クリーチャーから逃げ切るまで、何度でも殺されてしまう。
アニタは、出口を求めて、付箋にびっしりと満たされた、死の空間を逃げ回る。“友人”のマヤはどこにいるのか? この怪奇現象はいったい何なのか?
アニタ
アメリ
マヤ
桜のクリーチャー
廃墟となったマンション内で手掛かりを求めてさまよう
ゲームは廃墟となったマンション内の探索パートと、裏世界でクリーチャーから逃げながら出口を目指す逃走パートを繰り返することで進行。
シリーズでは主人公の姿が見えるサードパーソンビューが多かったが、本作では主観視点を採用。より主人公=プレイヤーという臨場感を味わえる。
また、操作はLスティックでの移動とRスティックでのカメラの視点移動、L1とR1ボタンの後方視点(逃走パートのみ)、✕ボタンでの調べるといったように非常にシンプル。ゲームにそこまで慣れていない人も問題なくプレイできるだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります