週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

シャオミのロボット掃除機を使ってみたら、とんでもないハイコスパ家電だった!

2023年12月31日 11時00分更新

◆掃除機とモップの1台2役を使い分けられる

 S10のもう1つの特徴として、モップ機能が挙げられます。ウォータータンク(ゴミがたまるダストコンパートメントと一体になっている)に水を入れて、濡らして絞ったモップパッドをモップホルダーに取り付けて、S10にセット。これで、ゴミを吸引する掃除と水拭きのモップの1台2役をこなしてくれます。

ロボット掃除機

ダストコンパートメントと2-in-1になっているウォータータンクに水を入れる

ロボット掃除機

付属のモップパッドを濡らして絞って、モップホルダーに取り付ける

ロボット掃除機

モップホルダーをS10の底面に取り付ける。モップ掛けをしない場合はモップホルダーは不要

ロボット掃除機

アプリでモップ掛けの有無、吸引の強度などを設定できる

 掃除機とモップは、どちらか1つを選択するほか、掃除してモップという両刀使いも可能。ですが、筆者の部屋には、モップは不要なカーペットを敷いているエリアがあります。そこで役立ったのが、マップのカスタマイズ機能。マップに仮想壁を設定して、S10が侵入しないようにしたり、モップ掛けをしないエリアを設定したりできるのです。

ロボット掃除機

アプリでS10を侵入させたくないエリアや、モップ掛けが不要なエリアなどを設定できる

 マップには家具やラグの位置は表示されませんが、S10が掃除した軌跡から、それらを推察でき、簡単にエリア指定ができました。再び、掃除をスタートさせると、筆者が指定した通りに、仮想壁で折り返し、モップ禁止エリアでは水拭きを停止してくれました。

 なお、複数の部屋をマッピングして記憶させたり、1つの部屋を分割して、それぞれを別のエリアとして掃除したりすることも可能。ただし、たとえば1階と2階など、複数のエリアをマッピングさせた場合、掃除の視点・終点となる充電ドックも移動させる必要が生じます。筆者は試していませんが、この価格なら2台買うのもありかなぁと思ったりもしました。

ロボット掃除機

部屋を分割したり、複数の部屋で異なるクリーニングの設定したりすることも可能

◆掃除の強度を調整でき、電池持ちにも不安なし

 パワーは「サイレント」「標準」「ミディアム」「ターボ」の4段階に切り替え可能。デフォルトの「標準」でも、音はさほど大きくなく、マンションなどでは夜間でも使えそうです。「サイレント」でも髪の毛や犬の抜け毛、細かい埃などはきっちり取れるので、音が気になる環境では「サイレント」で使うとよさそうです。なお、音声案内は日本語対応で、オフにもできます。

ロボット掃除機

うちの愛犬はルンバには激しく吠えるのだが、S10には最初少し吠えただけで落ち着いた。音が穏やかだからかもしれない

 ちなみにモップは、少量の水が撒かれて、モップパッドで拭き取る仕組み。埃やちょっとした汚れは取れますが、ゴシゴシ拭くわけではないので、がんこな汚れは取れません。個人的には、日常的には掃除機モードだけで十分と思えました。

ロボット掃除機

水は少量ずつ出るので、床面がびしょびしょになることはない。軽い汚れには適しているだろう

 バッテリー容量は3200mAh。「標準」モードで最大130分の掃除が可能とのこと。筆者が使った範囲では、約30㎡の範囲の掃除を30分ほどで終えたので、100㎡を超えるスペースでも1回の充電で掃除できるでしょう。

 吸い取られたゴミ・埃は、ダストコンパートメントに入ります。量にもよるのでしょうが、1部屋を掃除すると、ふんわりとまとまった状態になるので、ゴミの取り出しや掃除はスムーズでした。

ロボット掃除機

ゴミはこのように収まるので、ゴミ箱でポンポンとするだけ

ロボット掃除機

消耗品の寿命がわかりやすく表示されるのも便利。モップパッドの使用状況は%では表示されないが、最大180時間での交換が目安とのこと

◆2万4800円は破格! コスパ重視の人は検討すべし

 ちなみに筆者が今使っているロボット掃除機は「ルンバ 624」。いくらで買ったかは覚えていませんが、2016年製のモデルなので、それなりに年季が入っています。それ以前もルンバを使っていて、これが2台目。使い勝手や吸引力には不満はありません。

ロボット掃除機

筆者が現在使っているルンバ。価格は正確には覚えていないが、5万円くらいだったかなぁと。なので、S10の2万4800円という価格には衝撃を受けた

 今回、シャオミのS10を使って感じたのは、新しいロボット掃除機は、やはり機能が充実しているなぁということ。スマホアプリで設定できるので、モップ掛けや仮想壁の設置など、多彩な機能を簡単に使いこなせるんですよ。

 家電にはそんなに詳しくないので、ロボット掃除機のトレンドや価格相場はわかりませんが、新しいルンバに買い替えるのなら、S10を選びたいなぁと思ったのが本音。というか、2024年は今より少し広い家に引っ越す予定なので、本気で買おうかなぁと検討中です。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります