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PCの3画面&ウルトラワイドもARで構築!日本Xrealが「Nebula for Windows」の最新版を近日公開

2023年12月20日 09時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

イベント会場では、各新製品が体験できるようになっていた

 日本Xrealは12月20日、都内にてメディア向けの感謝祭を実施。そこで、ARグラス「XREAL Air」シリーズをWindows PCに接続し、3画面のマルチウィンドウ環境などが実現できるソフトウェア「Nebula for Windows」の最新バージョンを12月中にリリースする予定と発表した。

 同社はプレゼンテーションにて、XREALの認知度は従来のnrealを上回り、日本市場ではXREALはARグラスにおいてBCNで1位を獲得したとアピール。

 来年以降はさらに製品を進化させていくとし、2024年1月9日~12日に米ラスベガスで実施されるCESにて新製品第一弾を発表することも発表した。

 また、12月20日から2024年1月7日までの間にXREAL公式ウェブサイトおよびAmazonストアにて、XREALのラッキーバッグを販売することも明かした。

 さらに、AR開発者向けのnreallightも12月20日から2024年1月7日までの期間限定で特別価格にて販売するとしている。

3画面だけでなくウルトラワイドでも表示が可能!

 プレゼンテーションの最後に発表された「Nebula for Windows」は、会場で試すことができた。「Nebula for Windows」では「XREAL Air 2 Pro」などのXREAL AirシリーズをPCに接続し、画面構成と画面の距離、サイズ、曲度、(画面)間隔が調整できる。

会場では透過率を3段階で変えられる「XREAL Air 2 Pro」で体験できた

アスペクト比16:9の3画面構築が可能。画面の位置は、ソフトウェア上部の部分を長押しするとリセットできる

レイアウト変更で画面の数や、ウルトラワイドスクリーンにも変更できる

画面の距離は最大で9m、サイズは3.5倍まで変えられる

3画面視聴イメージ

 同社はプレゼンテーションのなかで、よく競合のようにダイヤル式で視差調整できないのか、と質問されると明かした。技術的にはダイヤル式にできなくはないが、ダイヤル式にするとAR部分の視聴は問題ないが、周囲の現実世界はボヤけたママでARの強みが活かせない。

 そのため、きちんとした処方箋のもと、ユーザーに合ったインサートレンズで楽しんで欲しいとアピールした。

インサートレンズとダイヤルとの比較。ダイヤル式だと乱視にも対応できない。長時間の視聴して疲れが生じるとしている

 「Nebula for Windows」では、ややアイコンの文字は掠れていたものの、有機ELによる映像は綺麗。ARグラスはVRヘッドセットよりも軽いため、長時間かけて作業するのも苦にならないと感じた。個人的にはウルトラワイドにも対応しているので、ウルトラワイドに対応したPCゲームが、ウルトラワイドで表示して楽しめるのかが気になった。

 実際にディスプレーを3枚並べて見る際と比べては、快適とまではいかないが、場所を選ばず3画面やウルトラワイドでPCの映像を表示できるのは魅力。今後より進化することで、より幅広い活躍が期待できるので、CESで発表される新製品にも注目したい。

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