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有線イヤホンの良さも再実感

ポタフェス2023冬で感じた4つのトレンド、MEMS、低遅延など

2023年12月10日 13時18分更新

ASMRなど用途特化のイヤホンも

 アユートはAZLAの「ASE-500」のASMR版を展示した。

ポタフェス2023冬 秋葉原

ASE-500 ASMR、柔らかな筐体を使用し、耳の外側にも出っ張らない「寝ホン」と呼ばれるカテゴリーの製品

 ASMR版は標準版のダイナミック型ドライバーとは異なり、BA型ドライバーを搭載している。さらに人気のイヤーピース「SednaEarfit」のASMR版である「SednaEarfit MAX ASMR」が標準添付されている。このイヤーピースは単体販売もするようだ。開口部を小さくすることで音を減衰させ、ヴォーカルを際立たせる手法が取られているほか、従来モデルよりも密着感を高めて、ASMRに適した設計にしたという。軸は短く設計されていてTWSでも使いやすい。反面、軸が長い有線イヤホンでは使いなくい場合もあるので、購入前に確かめたほうがいいだろう。

ポタフェス2023冬 秋葉原

AZLA SednaEarfir ASMR

 ASE-500のASMR版はヴォーカルがかなり近接して聞こえ、ささやき声のようなASMR音源に適していると感じた。

ポータブルオーディオのリスタートと飛躍を期待するイベントに

 ポタフェス2023冬 秋葉原は、MEMSスピーカーがようやく市場に出てき始めたことを確認できるイベントになった。会場を歩いていたら、Head-FiのリーダーであるJude Mansilla氏に出会って旧交を温めることができた。4年ぶりの来日で、会場では熱心に日本の製品を試聴していた。

 ポータブルオーディオ業界でも新たな動きが始まり、止まっていたこともまた元のように動きだした2023年。来年は、さらにオーディオ界が活性化することを期待したい。

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