付属フォリオケースをスタンドにして使い方も変化
付属のフォリオケースは、折りたたむことでスタンドになる。そのスタンドに立てることで、画面を縦に2画面、横に2画面にして使える。
また、Lenovo AI Engine+により、Windows Helloで覚えたユーザーが近づいたら自動でログインし、席を離れたら自動で画面をロック。戻ってきたら、またすぐに自動で画面を表示するという。さらに、Smart Noteというアプリでは、付属のペンで文字を書き、それをテキスト化したり、ブラウザーの表示をスクリーンショットして、その一部を切り取ってノートに貼り付けたり、といったことができることをデモで見せた。
本機はヒンジ部分で360度回転するが、そのヒンジにはサウンドバーが搭載されていて、Dolby Atmosの立体的な音が楽しめる。
また、櫛田氏は本機の梱包素材は全てリサイクルできるバイオ素材を採用していることもアピールした。
Legion GoはCPUが今年注目を集めたROG Allyと同じだが、メモリークロックで勝り、画面の大きさやコントローラーの脱着が可能と多機能。USB4もあるため、今後増えつつあるeGPUボックスによる性能向上も見込めそうだ。
為替の事情で高くなったとも耳にしたが、キャリングケースも最初から付属していることも考えると、10万円を超えているといっても、実はかなりお買い得。多機能という面では、まさに今年最強のゲーム機型PCと言えるだろう。
Yoga Book 9iはOLEDが2画面ということでかなり高価だが、独自機能もテンコ盛りでユニークだ。2画面を活かした使い方次第では、生産性やクリエイティブな作業が捗りそうではある。ただし、どちらも画面ということで薄型で、その分インターフェースが少ないのが難点。
重量は2画面ある割には軽めなので、持ち運びにも困らないだろうが、ユーザーを選びそうな製品だ。自分の使い方や懐事情に合わせて購入を検討してみてはどうだろうか。
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