週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

シャオミストアが日本上陸!? 期間限定ポップアップスペースにさっそく行った

2023年12月07日 12時00分更新

Xiaomi

渋谷に開設されたXiaomi Smart Holidays from“mi”to you!

 シャオミ・ジャパンは12月17日まで、東京・渋谷のHz-SHIBUYA(ヘルツシブヤに日本国内展開の体験型ポップアップスペース「Xiaomi Smart Holidays from“mi”to you!」をオープンした。これは国内展開中の主力製品を、実際に試すことのできる体験スペースである。また一部の製品は店内で購入することも可能だ。

◆最新スマホ「Xiaomi 13T」やスマートTV
IoTからウェアラブルまで多数の製品を展示

 スマートフォン出荷台数で世界シェア3位のシャオミは、世界各国に製品体験・展示と販売を行なうシャオミストア(中国語では「小米之家」)を展開している。その日本版とも言えるのが今回開催中の「Xiaomi Smart Holidays from“mi”to you!」だ。

 ただし「体験スペース」とうたわれていることからわかるように、製品販売を主とした店舗ではなく、シャオミ・ジャパンが現在日本で販売中の製品を展示し、実際にその場で試す場所となっている。とはいえIoT製品の一部は店内で購入もできる。

 さらには日本未上陸の製品として電動キックボード「Electric Scooter 4 Pro」と犬型AIロボット「CyberDog 2」も参考展示されている。

Xiaomi

シャオミの日本展開製品を展示

 店内正面には大きなクリスマスツリーが備え付けられており、よく見るとところどころのクリスマスプレゼントがシャオミ製品の箱になっている。ポップアップスペースの期間中、12月9日(土)、10日(日)、16日(土)にはサンタクロースも来店するという。時間は12時、14時、16時の3回でそれぞれ30分間とのこと。

Xiaomi

カメラの撮影テストにも向くクリスマスツリー

Xiaomi

ツリーにぶら下げられたプレゼントはシャオミの製品だ

 ツリーのすぐ右側の壁にはKDDIが独占販売するチューナレスのスマートTV「Xiaomi TV A Pro」を展示。32型、43型、55型、65型の全モデルが壁面に設置されており、実際の画質を確認することもできる。なお再生されているのはシャオミ製品のプロモーション動画だ。

Xiaomi

Xiaomi TV A Proの4サイズ全製品を展示

 今回のイベントの一番の注目と言えるのが最新スマートフォン「Xiaomi 13T」「Xiaomi 13T Pro」の展示だ。それぞれ3色のカラバリ(アルパインブルー、メドウグリーン、ブラック)、合計6機種が展示されており、自由に試すことができる。通信キャリアや家電量販店の店頭でも実機に触れることができるだろうが、このスペースでは契約を進められることもなく、じっくりと思う存分実機をテストすることができるのだ。

Xiaomi

スマートフォンの展示スペース

Xiaomi

Xiaomi 13T、Xiaomi 13T Proの全色を展示

 3色のうちアルパインブルーの革調仕上げ(ヴィーガンレザー)の肌触りは高級感を味わうことができる。またメドウグリーン、ブラックはセラミック風の仕上げでこちらも上品な質感だ。

Xiaomi

アルパインブルーとメドウグリーン。質感の差を確かめられる

 コスパの高さで人気の高い普及クラスのモデル「Redmi 12 5G」は12月8日発売の大容量メモリーモデル(8GB+265GB)が展示されている。チップセットはSnapdragon 4 Gen 2ながら、メモリー増量により快適になった動作を実機で体験できるわけだ。

Xiaomi

Redmi 12 5G大容量モデル

 スマートフォン展示コーナーの中央には、こちらもコスパの高さで高い人気を誇るスマートバンド「Xiaomi Smart Band 8」が展示されている。純正の交換バンドも展示されており、実際の色合いや肌触りを確認することができる。ツートンカラーのスタイリッシュなダブルラップストラップや、バンドを高級アクセサリーのように見せるチェーンストラップ、ペンダントや靴に取り付けるアタッチメントなど魅力的なバンドが揃っている

Xiaomi

Xiaomi Smart Band 8はストラップも展示

 スマートフォン展示エリアの後方にはIoT製品を展示。タブレットは「Xiaomi Pad 6」と「Redmi Pad SE」が並べられていた。シャオミのタブレットも実際に展示している量販店などは少なく、一方ではこの2つの製品を比べてみたいと考えている人も多いだろう。スマートフォンはもちろんタブレットも比較、試用できるのだ。

Xiaomi

Xiaomi Pad 6とRedmi Pad SE

 スマート家電も着々と日本での製品ラインナップを増やしている。スマート抗菌加湿器、空気清浄機は今の季節にピッタリの製品と言えるだろう。ロボット掃除機は実際に店内を走行しながらの掃除デモも行なわれている。さらにスマートスピーカーや手軽にリモート監視ができるスマートカメラなど、生活にあると便利な製品をシャオミは日本に投入している。

Xiaomi

スマート家電やIoT製品

 さらに充実した製品展示が見られるのがウェアラブル製品コーナーだ。Xiaomi、Redmi両ブランドで複数のスマートウォッチやワイヤレスイヤホンを展開している。展示されているのは「Redmi Watch 3」「Redmi Watch 3 Active」「Redmi Watch S1」「Xiaomi Buds 4 Pro」「Redmi Buds 4」「Redmi Buds 4 Lite」。

 そして、ほかには新製品のゲーミングモニター「Xiaomi ゲーミングモニター G27i」と、「Xiaomiモニター A27i」も展示されていた。なお、スマートフォン以外の製品の一部は店内で販売もされている。ただし、準備の都合上、今回は現金のみの支払いとのこと。

Xiaomi

ウェアラブルとモニターを展示

◆犬型AIロボットも展示!
体験エリアでシャオミグッズをゲット

 店内の左側は日本未発売製品の展示とイベントスペースになっている。ヨーロッパなどで人気の「Xiaomi Electric Scooter 4 Pro」はデュアルサスペンションシステムを採用し安定した走行を実現している。ブラックを基調としたボディーはスポーティーなデザインと言えるだろう。残念ながら店内での走行デモはない。

Xiaomi

サスペンションを強化したXiaomi Electric Scooter 4 Pro

 海外でもなかなか展示されないという「CyberDog 2」は犬型のロボットだ。シャオミのロボットとしては3モデル目となり、本体内蔵のカメラとAIにより、購入者を認識して対話などができる。こちらも動作はできず、実機が置かれているだけだが、特徴あるフォルムや本体の仕上げをじっくりと見られる。なお、すぐ横に設置されたタブレットではCyberDog 2の実際の動作のデモムービーが流されていた。

Xiaomi

犬型AIロボットCyberDog 2

Xiaomi

展示品は動作しないため、デモムービーで動作が紹介されている

 反対側にはXiaomi 13Tを使った写真撮影体験コーナーもある。実際にXiaomi 13Tを使ってポートレート撮影をして、写真はデータ(3枚)およびプリントアウト(1枚のみ)で渡してくれる。Xiaomi 13Tのカメラ性能の高さを、自分を写すことで体験できるわけだ。

Xiaomi

Xiaomi 13Tを使ったポートレート体験コーナー

 ここで写真撮影を体験すると、コインを1枚ゲットできる。ゲットしたコインは、店内奥のガチャで景品チャレンジに利用できる。

Xiaomi

思い切ったポーズでポートレート撮影を楽むのも楽しい

 巨大なガチャはシャオミ製品が当たるという太っ腹なキャンペーンだ。ガチャを回すにはコインが必要だが、前述したように写真撮影体験をするとコインが1枚もらえる。また本スペースでシャオミ製品を5000円分購入した場合、コインを3枚ゲットできる。ショップやオンラインでXiaomi 13T/Xiaomi 13T Pro、またはスマートTVを購入すると、コインを5枚ゲットできるとのこと。

Xiaomi

シャオミ製品が当たるガチャ

 豪華賞品は1等がXiaomi TV A Proで、4サイズのいずれかを選べる。最大サイズの65型のTVも入手できるかもしれない。2等はXiaomi Pad 6、3等はRedmi Pad SE、4等がRedmi Buds 4 Lite、5等は選べるXiaomiグッズ、6等がシャオミ公式CE割引クーポンとなる

Xiaomi

コインゲットの条件と商品ラインナップ

 スマートTVやタブレットも魅力的だが、5等の商品のシャオミグッズは日本では入手できないお宝品などが揃っている。シャオミファンにとっては、この5等が実は一番欲しいものになるかもしれない。

Xiaomi

5等のXiaomiグッズ

◆シャオミ製品を実際に見られる貴重な機会

 シャオミのスマートフォンも日本ではだいぶ認知度が高まってきているが、IoT製品などの幅広い製品展開をしていることを知っている日本人は、まだあまり多くないだろう。また、Xiaomi Smart Band 8の交換バンドなどのアクセサリーはオンライン販売のみで実際に製品を触ることはなかなかできない。

 さらに、日本未発売のCyberDog 2を見ることができるなど、今回のポップアップスペースはシャオミの全製品の魅力を1ヵ所で知ることができる貴重な体験の場と言える。それだけに期間限定での開催というのはちょっと残念だ。

 海外ではよく見かけるオレンジ色の「mi」のロゴは日本人グラフィックデザイナー、原 研哉氏がデザインしたもの。日本にもこの「mi」ロゴの常設ショップをぜひ開設してほしい。

Xiaomi

常設のシャオミストアを期待したい

山根博士のオフィシャルサイト

「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!

 長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!

 「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!

→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事