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『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(加藤俊徳 著、サンマーク出版)を読む

社会人の勉強がはかどる2つのタイミング

2023年12月07日 07時00分更新

気分転換を試みることが大切

 医療系や介護職、接客業など人に対する気遣いやケアを求められる職種の人は、感情系脳番地が疲弊している状態だということになる。本人にはさほどの自覚がないというケースも考えられるだろうが、仕事の質を考えれば多少なりとも疲れて当然であるはずだ。

 そこで、日常的にそのような仕事に携わっている方であれば、植物の世話や日曜大工、裁縫などによって視覚系脳番地を刺激したり、自然の多い場所をのんびり散歩するのもいいかもしれない。

 要は、日常的に携わっている仕事とは対照的な位置にあることをして気分転換を試みることが大切だということ。脳を強化するなどと聞くと大げさに感じられるかもしれないが、この程度の小さな習慣が、じつは重要なのだろう。

 さほど難しいことではないだけに、試してみる価値は充分にありそうだ。

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筆者紹介:印南敦史

作家、書評家。株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年、東京都生まれ。
「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などで書評欄を担当し、年間700冊以上の読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた 親子で本好きになる25のゲームメソッド』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(以上、星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、などのほか、音楽関連の書籍やエッセイなども多数。

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