1台5000円前後のWi-Fiカメラで監視システムを構築
手ごろな価格で見守り、防犯カメラとして使えるネットワークカメラも数多く登場しており、なかには「QVR Elite」と「QVR Pro」で使用できる標準規格「ONVIF(Open Network Video Interface Forum)」に対応している製品もある。そんな、「ONVIF」対応ネットワークカメラのひとつが、コスパ良いネットワーク関連器機でおなじみのTP-Linkから登場しているWi-Fiカメラ「Tapo C210」になる。1台あたり5000円前後なので、数台使った防犯カメラシステムも低コストに実現できるわけだ。
「Tapo C210」をQNAP NASで使うには、まずTP-Link「Tapo」アプリで「Tapo C210」の初期設定を終わらせよう。動作確認したあとは、設定したカメラの画面右上にある六角ネジアイコンをタップ。「高度な設定」「カメラのアカウント」「アカウント情報」で、「QVR Elite」や「QVR Pro」でのカメラ追加時に入力するアカウントとパスワードを登録しておこう。
あとは、「QUSBCam2」を使ったウェブカメラと同じように、「QVR Elite」にカメラを追加するだけだ。
8チャンネルまで使える「QVR Pro」も狙い目
「QVR Elite」で、さらにチャンネル数を増やしたい場合は、ライセンスを購入することで追加できるが、はじめから2チャンネル以上のカメラを使っての見守り&防犯システムを考えているなら、8チャンネルまで無料となっている「QVR Pro」に対応するハイエンドNASに目を向けるのもおすすめ。
イチオシなのは、ハイエンドホームユース向けNAS「TS-262」だ。インテルプロセッサーに、高速な2.5GbE LANや、PCIe3.0×1動作に対応した2基のM.2スロット、10GbEネットワークカードなどを追加できるPCIe 3.0×2対応拡張スロットと、充実のスペックになっている。
なお、「QVR Pro」は直近14日間に録画したデータの再生は無料で行なえるが、直近14日間以上前の録画の再生にはライセンスが必要となる。
写真・動画の自動保存や見守りにめちゃくちゃめちゃ便利なQNAP NAS
エントリーNAS「TS-233」+高耐久なNAS向けの4TB HDDで、必要予算が4万7000円前後からとなるNASシステム。初期投資はそれなりの金額になるが、定番クラウドサービスとなるiCloud+、Google Oneで容量2TBを契約すると、月額1300円/年額1万5600円に達する。3年以上使うならNASのほうがお得なうえ、ストレージ容量は2倍、そして見守りや監視システムにも使えると、プラスαのメリットも豊富だ。
iPhone 15やGoogle Pixelなどの最新スマホへの買い換え、愛用しているスマホ、家族のスマホのストレージ容量不足に悩まされている人は、めちゃ便利なQNAPホームユースNASの導入を考えてみよう。
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