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万能すぎ! スマホの容量不足解決とペットの見守りができるQNAPのNASがスゴイ!

2023年12月08日 11時30分更新

1台5000円前後のWi-Fiカメラで監視システムを構築

 手ごろな価格で見守り、防犯カメラとして使えるネットワークカメラも数多く登場しており、なかには「QVR Elite」と「QVR Pro」で使用できる標準規格「ONVIF(Open Network Video Interface Forum)」に対応している製品もある。そんな、「ONVIF」対応ネットワークカメラのひとつが、コスパ良いネットワーク関連器機でおなじみのTP-Linkから登場しているWi-Fiカメラ「Tapo C210」になる。1台あたり5000円前後なので、数台使った防犯カメラシステムも低コストに実現できるわけだ。

300万画素、パン/チルト、ナイトビジョンに対応しているTP-Link「Tapo C210」。「ONVIF(Profile S)」に対応するが、NASなどでの使用に関しては、TP-Linkのサポート外になる

「ONVIF」対応カメラはONVIF公式サイトの「Conformant Products」で検索できる

「Tapo C210」は、「QVR Pro」のカメラ互換性リストに載っている。ここでは「QVR Elite」でも試したが、動作検知なども動作した

 「Tapo C210」をQNAP NASで使うには、まずTP-Link「Tapo」アプリで「Tapo C210」の初期設定を終わらせよう。動作確認したあとは、設定したカメラの画面右上にある六角ネジアイコンをタップ。「高度な設定」「カメラのアカウント」「アカウント情報」で、「QVR Elite」や「QVR Pro」でのカメラ追加時に入力するアカウントとパスワードを登録しておこう。

TP-Link「Tapo」アプリで、「Tapo C210」の初期設定を済ませておこう

「高度な設定」から、「QVR Elite」や「QVR Pro」で必要になるカメラアカウントを作成する

 あとは、「QUSBCam2」を使ったウェブカメラと同じように、「QVR Elite」にカメラを追加するだけだ。

「QVR Elite」で、カメラの追加を実行すると、「Tapo C210」を自動で「ONVIF Profile S」として認識、追加できた

「QVR Pro Client」でのライブ映像、録画データの確認。パンやチルトの操作もできた

「QVR Elite」は2チャンネルまで無料で使えるので、USBウェブカメラと「Tapo C210」を組み合わせて使うこともできる

2台のカメラで、子供やペットの決定的なシーンの撮り逃しを回避するのもあり

8チャンネルまで使える「QVR Pro」も狙い目

 「QVR Elite」で、さらにチャンネル数を増やしたい場合は、ライセンスを購入することで追加できるが、はじめから2チャンネル以上のカメラを使っての見守り&防犯システムを考えているなら、8チャンネルまで無料となっている「QVR Pro」に対応するハイエンドNASに目を向けるのもおすすめ。

 イチオシなのは、ハイエンドホームユース向けNAS「TS-262」だ。インテルプロセッサーに、高速な2.5GbE LANや、PCIe3.0×1動作に対応した2基のM.2スロット、10GbEネットワークカードなどを追加できるPCIe 3.0×2対応拡張スロットと、充実のスペックになっている。

ハイエンド2ベイNASの「TS-262」。M.2 SSDや拡張スロットで、長く使い続けられる1台になっている。実売価格は5万6000円前後

高速な2.5GbE LANや、HDMI出力端子などを備えている

拡張スロットを備え、10GbE LANやWi-Fi 6などのカードを追加可能になっている

ハイエンドNASでは、「QVR Pro」のほかにも「監視」アプリが増加。ホームユースでは、活躍シーンはないが顔認証アプリも利用可能になる

設定の手順は「QVR Elite」と同じだが、TP-Link「Tapo C210」として認識した

解像度やフレームレート、画質などの設定も基本同じだ

設定完了。問題なく映像を録画、「QVR Pro Client」からのライブ映像、録画データの確認も行なえた。ただ、パン/チルトの機能が動作しなかった

 なお、「QVR Pro」は直近14日間に録画したデータの再生は無料で行なえるが、直近14日間以上前の録画の再生にはライセンスが必要となる。

写真・動画の自動保存や見守りにめちゃくちゃめちゃ便利なQNAP NAS

 エントリーNAS「TS-233」+高耐久なNAS向けの4TB HDDで、必要予算が4万7000円前後からとなるNASシステム。初期投資はそれなりの金額になるが、定番クラウドサービスとなるiCloud+、Google Oneで容量2TBを契約すると、月額1300円/年額1万5600円に達する。3年以上使うならNASのほうがお得なうえ、ストレージ容量は2倍、そして見守りや監視システムにも使えると、プラスαのメリットも豊富だ。

 iPhone 15やGoogle Pixelなどの最新スマホへの買い換え、愛用しているスマホ、家族のスマホのストレージ容量不足に悩まされている人は、めちゃ便利なQNAPホームユースNASの導入を考えてみよう。

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