週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

万能すぎ! スマホの容量不足解決とペットの見守りができるQNAPのNASがスゴイ!

2023年12月08日 11時30分更新

デジカメのデータもワンクリックでコピー

 「Qfile Pro」や「QuMagie」、「myQNAPcloud」は、数あるQNAP NAS活用術のほんの一面に過ぎない。スマホだけなく、デジカメのSDメモリーカード内の写真データをワンクリックでNASにコピーできるので、その方法を説明しよう。使用するのは、クラウドストレージのバックアップ/同期などができる「HBS 3 Hybrid Backup Sync」だ。

「HBS 3 Hybrid Backup Sync」は、ビジネシーン向けバックアップアプリだが、個人ユースで使える機能もある

個人利用で使うのに便利なのが、「サービス」タブにある「USB ワンタッチコピー」機能だ。NASのデータをUSBストレージにバックアップ、逆にNASへバックアップすることもできる

SDカードなどのデータをNASにコピーする際は「自動転送」を選び、「設定」からコピー先フォルダーを指定する

 「USB ワンタッチコピー」は、前面にあるUSBポートに、USBストレージやカードリーダーを接続したうえで、USBコピーボタンを押す。そのため、NASを操作しやすい場所に置く必要があるなど若干活用シーンは選ぶが、PCをわざわざ起動せずとも、SDカード内などの写真をワンクリックでコピーできるのは楽だ。

前面のUSBポートとボタンが操作しやすい場所に、NASを置く必要がある

「TS-233」では上から3つ目が、「USB ワンタッチコピー」のLEDになる。ストレージをマウントすると青色に点灯するなど、状態を確認できる

 また、コピー先は指定した共有フォルダー下の「Smartlmport」「日付」フォルダーになる。そのため、PCなどから普段写真を保存しているフォルダーに移動する必要がある。そのほか写真管理、編集アプリの「Adobe Lightroom」を愛用している場合は、写真の読み込みが必要になる。旅行などから帰ってきたら、ワンクリックでNASにバックアップ。後日、ゆっくりと整理するといった使い方になるだろう。

「Smartlmport」「日付」フォルダーから、本来の保管場所への移動などが必要になる

iPhone 15 Proで撮影したApple ProRes動画も、USB SSDからワンクリックでNASにバックアップできる

見守りやセキュリティーにもQNAP NASは活躍

 スマホ選び、買い換えの悩みの種となるストレージ容量の問題などを解決したQNAP NAS。ここからは使い古したスマホの定番活用術となる子供やペットなどの見守りカメラや、防犯カメラでの利用方法とともに、QNAP NASとの連携に触れていこう。

 余ったスマホを見守り、防犯カメラとして使える基本無料アプリの「Alfred Camera(アルフレッドカメラ)」など、買い換えた古いスマホをカメラとして活用できるアプリは複数登場している。それらの組み合わせで録画した映像を、“こんなに便利!”になるといった点は、残念ながらないのだが、録画された映像を「Qfile Pro」でNASにコピーすれば、スマホのストレージ容量を気にせずに保存できるようになるというわけだ。

2019年秋冬モデルの「AQUOS sense3 SHV45」を「Alfred Camera」(Premiumプラン)で、カメラ(HD画質)として設定

映す角度などの調節は面倒だが、1200万画素カメラとあって画質はキレイだ

動体検知で自動撮影され、「Alfred Camera」に保存される録画データは、ダウンロード(Premiumプラン)できる。「Qfile Pro」でNASに保存して編集するといったことも可能だ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう