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FIIO、4.4mm出力・AptX AdaptiveなどパワーアップしたBluetoothレシーバー「BTR15」

2023年12月01日 19時00分更新

 エミライはFIIOのBluetoothレシーバー&USB DAC搭載ヘッドホンアンプ「BTR15」を12月8日に発売する。カラーはブラックとダークブルーの2色。実売価格は1万9800円前後の見込み。

 本製品は、BTR5(2021)の後継機にあたり、バランス出力端子が2.5mmから4.4mmに変更、BluetoothレシーバーにQualcomm「QCC5125」を採用し、AptX Adaptiveのコーデックに対応した。

 DACにはESS Technology「ES9219MQ」を2基、左右独立構成で搭載。バランス出力時の最大パワーは先代モデルとの比較でおよそ40%向上。高出力を獲得しながらDAC部とヘッドホンアンプ部に独立した電源供給設計によって、低ノイズ・低歪みを実現。

 USBコントローラーチップにはXMOS「XU316」を搭載。最大でPCM 384kHz/32bit、DSD256のファイルに対応。またMQAのフルデコードにも対応している。

 バッテリー容量は550mAh、およそ2時間でフル充電でき、およそ8時間の連続再生が可能。バッテリーをケアする機能として、パソコンに接続しUSB DACとして使用する際は、スイッチ操作によってバッテリー充電を中止し、過充電による劣化を防ぐバッテリーアイソレーション機能を搭載している。

 FIIO製アプリ、「FIIO Music」または「FIIO Control」を使用するでイコライザーなどのパラメーターの変更が可能。

 従来機のBTR5(2021)からチップ類が新しいものに置き換わり、バランス接続が4.4mmに、AptX Adaptiveと大幅な進化を遂げている。出力はバランス接続時に240mWから340mWと機能面以外の性能向上もある。

 驚きなのは、実売価格が2万2000円前後から1万9800円前後へと値下がりしていること。これだけの機能、スペックをもち2万円を切っているのはとてもコスパがいいので、Bluetoothレシーバーを探している人は検討してみてはいかだろうか。

「BTR15」の主なスペック
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.1
対応Bluetoothオーディオコーデック SBC/AAC/aptX/aptx LL/aptX Adaptive/aptX HD/LDAC
Bluetoothチップ QCC5125
DACチップ ES9219MQ×2
USBレシーバーチップ XMOS XU316
USB DACドライバーフリーモード 対応(UAC1.0)
USB DAC対応サンプリングレート PCM:384kHz/32bit、DSD256(Native)
ゲイン設定 H/L
ヘッドホン出力 3.5mmシングルエンド + 4.4mmバランス
最大出力(32Ω負荷時) 3.5mm シングルエンド:125mW+125mW
4.4mm バランス:340mW+340mW
最大出力(300Ω負荷時) 3.5mm シングルエンド: 15mW+15mW
4.4mm バランス: 50mW+50mW
SN比(A weighted) 3.5mmシングルエンド: -120dB
4.4mm バランス: -122dB
ノイズフロア(A weighted) 3.5mmシングルエンド: 2μV以下
4.4mmバランス: 2.7μV以下
THD+N(1kHz/-6dB/32Ω負荷時) 3.5mmシングルエンド: 0.0008%未満
4.4mmバランス: 0.0008%未満
セパレーション (1kHz/(32Ω負荷時) 3.5mmシングルエンド: 79dB
2.5mmバランス:118dB
周波数特性 20Hz~50kHz(-0.8dB)
推奨インピーダンス 3.5mmシングルエンド: 8~150Ω
4.4mmバランス:8~350Ω
音量調節 スマートフォンの音量調節とは独立して21段階の音量調節可能
内蔵バッテリー容量 550mAh
連続使用時間 最大およそ8時間
充電時間 2時間
外形寸法 およそ72.2 x 32 x 12.5 mm
重量 37.3g
付属品 USB Type-C to Cケーブル
USB Type-A to C変換アダプター
樹脂製バッククリップ
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