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カメラは2眼でも性能アップ! 「Xperia 5 V」はハイエンドながら誰でも使いこなせる

2023年12月02日 12時00分更新

◆カメラは2眼になったが性能は向上した

 Xperia 5シリーズの従来モデルは12メガの3眼カメラを搭載していましたが、Xperia 5 Vは超広角+広角の2眼になりました。と聞くと、コストダウンのために望遠カメラが省かれたと思うかもしれませんが、ソニーいわく「カメラ性能は、むしろ向上している」とのこと。

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背面カメラは超広角(約1200万画素/F値2.2)+広角(約4800万画素/F値1.9)

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前面カメラは約1200万画素/F値2.0

 メインで使う広角カメラには「Exmor T for mobile」という 新しいセンサーが採用されています。ソニーが新たに開発した2層トランジスタ画素積層型センサーで、6月に発売された上位モデル「Xperia 1 V」に初搭載されたもの。センサーサイズは前モデル比で約1.7倍になり、より多くの光を取り込んで、高感度・低ノイズで撮影できることが利点になります。

 この新型センサーは約4800万画素で、広角(24mm相当)で撮影する際は4つの画素を結合させて1つの画素として扱い、約1200万画素で記録される仕組み。2倍ズーム(48mm相当)で撮影すると、約4800万画素のうちの約1200万画素が使われて、広角撮影時よりも感度は下がるものの、光学2倍相当の画質で撮れる仕組みです。

 実際に撮影してみると、どの画角でもナチュラルな画質で写りました。スマホのカメラは、鮮やかさを強調する傾向があるが、Xperiaは正統派のカメラとしての画質を重視しているように感じました。

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超広角(16mm相当)で撮影

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広角(24mm相当)で撮影

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2倍(48mm相当)で撮影

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デジタルズームは最大6倍(144mm相当)で撮影でき、画質劣化はさほど気にならない

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夜景も明るく写った

 静止画の撮影には「Photography Pro」 、動画の撮影には「Videography Pro」というXperia専用のアプリを使います。一般的な「カメラ」アプリは搭載していませんが、「Photography Pro」のデフォルトの「BASIC」モードは一般的なカメラアプリと同じように使える仕組みです。

 デジタル一眼ライクな「AUTO」「P」などの撮影モードと撮り比べてみたところ、画質に違いはないようなので、設定に凝らないのであれば「BASIC」モードだけで十分。進化ポイントとなっている“新しいボケ”や、新たに追加された「クリエイティブルック」という、写真・動画の色合いや明るさ、コントラストなどを変える効果も「BASIC」モードで楽しめます。

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静止画用の「Photography Pro」は、「BASIC」モードにすると、一般的なカメラアプリのように静止画も動画も撮れる

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動画専用の「Videography Pro」を搭載し、細かい設定ができることがアドバンテージ

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従来モデルよりも強くぼかせるようになった印象

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クリエイティブルックを変えて撮影した画像。いずれも日常的に使いやすい色調だ

 もちろん、カメラの操作に慣れている人は、任意の設定ができる撮影モードで、側面のシャッターキーで撮影するのがオススメ。「Photography Pro」「Videography Pro」のどちらも、縦向きにすると、縦画面表示に切り替わるようになり、よく使いやすくなっています。

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左が「Photography Pro」、右が「Videography Pro」の画面例。どちらも縦画面UIに対応した

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撮影した写真や動画を使って、簡単にオリジナルビデオを編集できる「Video Creator」も新たに搭載されている。これまで動画を編集したことがないビギナーでも使いこなせそうだ

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