スマートフォンの最新モデルをその場で割引価格で買える、そんな楽しいイベント「Thailand Mobile Expo 2023」が10月26~29日までタイのバンコクで開催された。年に数回行われる本イベントではiPhoneやGalaxyの最新モデルに加え、シャオミやOPPOなどの新製品も割り引き価格で買えるとあって、多くの来場者を集めた。
Thailand Mobile Expo 2023はバンコク市内の展示会場「クイーン・シリキット国際会議場」で開催された。出展したのはタイの主要モバイルキャリア、スマートフォンの販売代理店、家電量販店だ。メーカーとしての大々的な出展はサムスンのみだったが、ブース横で即売会を行なっており、代理店と組んでの出展だったようだ。会場内はスマートフォン最新モデルが特価で購入できるとあって、連日大きなにぎわいを見せた。
◆Find N3とFind N3 Flip推しのOPPO
Thailand Mobile Expo 2023で販売されていたスマートフォンはシンガポールやインドネシアなど、ほかの東南アジア各国でも販売されている各メーカーの主力モデルだ。会場で最も注目を集めていたのは、OPPOが発売したばかりの折りたたみモデル「Find N3」「Find N3 Flip」の2機種だった。
会場には土曜日のお昼過ぎに入場したが、両モデルの展示エリアはどの代理店や量販店のブースに行っても近づけないほど来場者が実機をテストしており、両モデルに対する期待の大きさを感じることができた。Find N3はディスプレーを大型化したことでサムスンなど他社の横折りモデルと互角に勝負できるモデルになったし、Find N3 Flipは縦折りかつスタイリッシュなデザインが人気だ。
◆お手頃価格が魅力のrealme
OPPOの姉妹ブランドでもあるrealmeも、最新モデルを中心とした展示をしていた。主力モデルは「realme 11」シリーズで、「realme 11 Pro+」「realme 11 Pro」「realme 11 5G」「realme 11x 5G」とバリエーションは4モデルにもなる。
最上位モデルのrealme 11 Pro+は、SoCにMediaTekのDimensity 7050、2億画素カメラを搭載したミドルハイクラスで価格は約7万2000円。エントリーモデルのrealme 11x 5GはDimensity 6100+に6400万画素カメラ搭載で約3万円と、手ごろな価格のラインナップを揃えていた。
◆2ブランドで存在感をアピールするvivo
vivoはゲーミングモデルのiQOOブランド製品と合わせて最新機種を展示。vivoブランドの最上位モデルはカールツァイスとコラボしたカメラモデルの「X80」「X90」シリーズだが、会場でのイチオシはセルフィーとポートレート撮影に特化した「V29」シリーズだ。「V29」と「V29e」の2モデルがあり、それぞれSnapdragon 778G 5G、同695 5Gを搭載する。
V29の最大の特徴は背面のLEDライト「Smart Aura Light」で、ライトの色を白色から暖色へ無段階に切り替えができる。室内などライティング環境が悪い時や、被写体の撮影イメージを変えたいときなどライトの色を手動で調整できるのだ。ポートレート撮影の幅を広げることができる機能だろう。
◆タイでは新製品を次々投入するZTE
ZTEのスマートフォンは最近影を潜めているが、タイでは定期的に新製品を出してまだまだ認知度は高いようだ。ZTEも傘下にゲーミングモデルなどを展開するNubiaを擁しているが「nubia neo」に人気が集まっていた。チップセットにUNISOCのT808を搭載した低価格な5Gモデルながら、ゲーミングブランド製品らしい外観デザインで、約3万円と価格は安い。
またZTEブランドの低価格モデルもカメラ周りのデザインに特徴を持たせ、価格以上の価値を持たせている。「Blade A54」はSoCにUNISOC SC9863A搭載の4Gエントリーモデルで、カメラは1300万画素、価格は約1万2000円。また「Blade A34」はカメラを5000万画素に抑え価格も1万円弱と格安とした。どちらもエントリーモデルには見えない背面仕上げに好感が持てる。
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