ごきげんよう。アスキーグルメのナベコです。突然ですが、秋といったら炊き込みご飯がおいしい季節。「カップヌードルの炊き込みご飯がおいしいらしい」といった噂をききつけて、前回の記事では、自分なりに工夫してカップヌードル炊き込みご飯を作ってみました。
→第1回記事:カップヌードルの炊き込みご飯はおいしいのか【挑戦篇】
半合のご飯をカップヌードルの具材と共に炊飯器で炊いて、砕いたカップヌードルの麺を後から合わせるというもの(自己流レシピ)。パリパリ麺とご飯の異なる食感も楽しめると期待していたのですが、結果としてはちゃんと湯戻りしていないカップヌードルの麺は食べるのに困難であることがわかりました。べビースタ―ラーメンとは違うんですね。
そこで今回は2回目です。1回目で得た“麺は後入れだと厳しい”という気付きを生かしました。いたってシンプルです。
「カップヌードル炊き込みご飯」とにかくシンプルに作ってみた
用意するのは「カップヌードル」。定番中の定番であるしょう油味。サイズはビッグではなくレギュラーです。
1合のお米をといで、通常の水の量をセットしています。
そこにカップヌードルを……。
ドブン。
そうです。今回は、お釜にカップヌードルを麺ごと全部と入れて炊いてみることにしました。
このままだと、麺を湯戻しする分のお水が足りなくなりそうなので、カップヌードルのカップに、ガイドラインの線から見積もって1/3くらいの量の水を入れ、お釜に加えてみました。
麺はかたまっているので、ほぐすことはできず、水に浸らない状態ですが、まあいいでしょう。このまま炊いてみることにします。
炊きあがりました!
炊飯からしばらくするといい香りが立ち上がりました。さあ、炊きあがりましたよ!
どうでしょう。麺もなんとか、いけてそう?
麺は柔らかくほぐせました。
あ、場所によって色が違う。
気になる味は?
ではいただいてみます!
こんがりとしたきつね色で、色がまばらなのも、おいしそうですよね。
箸ですくうと麺がむにょ~んと。おお~(笑)。
気になる味は……。
なんということでしょう。麺と米が混ざった食感がちょっと不思議ですが激ウマです。
水にしっかり漬かっていただろう部分はちゃんと炊けて(!)いて、ふんわりやわやわ。カップヌードルの麺ってここまで柔らかくなるんだという境地です。別ブランドですが、どん兵衛のきつねうどんにお湯を入れてしばらく放置していたくらいには、とろみある食感になっています。
味の濃さは一般的な炊き込みご飯よりちょっと濃いめくらい。しょっぱすぎるわけではなく、満足感ある濃さです(分量は適当でしたが結果的によかった)。
カップヌードルの味がいきているのですが、どういうわけかカップヌードルほどジャンクではないのがポイントです。醤油の風味が香ばしく、ちょっとリッチな中華ピラフのような趣きです。
謎肉のジューシーな味などが染み出しているのもおいしさの理由でしょう。エビやタマゴの具材が見た目にも豪華です。「カップヌードルほどジャンクではない」と書きましたが、コショウなどがピリッときいたそそる風味は健在で、止まらない味わい。
水から飛び出してしまっていた部分の麺。ここはかたさがのこります。それでも、食べられないかたさではないので、ごはんと馴染ませるとおいしくいただけます。
ネックとしては、やや食べづらい点。麺が長いままご飯と一緒になっているので、箸ですくうと麺が連なってきます。また、やわらかい麺とちょっとかためな麺が混ざっているので、ひと口ごとに食感が変わって、口の中が情緒不安定な状態に。
そこをおもしろみと捉えるのもアリ。……アリかな? 人によるかも(弱気)。
ちなみに、最初に麺をたくさん食べてしまったため、ご飯が多めに残ったのですが、カップヌードル味のご飯はカップヌードル味のご飯は、そんじょそこらの冷凍チャーハンにも負けないくらいおいしさです。麺があまり入っていないと食べやすさとしても優秀。普通に幅広い世代に喜ばれそう。
今回は1合炊いたので、いっきには食べきれませんでした。そこで、食べきれなかった分はこのように食べやすいサイズにして冷凍庫へ。
おいしかったけど麺のかたさがまばら
【第2回報告】
適量の水で準備したお米1合に、カップヌードルの具と麺を全部加え、カップヌードルのカップ1/3程度の水を追加し、炊飯器で炊いた場合。
・カップヌードルの麺ごとおいしく炊けた
・麺のかたさがまばらに
・麺が長いので食べづらい
「カップヌードルの炊き込みご飯はおいしいらしい」という噂は正しかったと断定できる結果に。ただし、麺のかたさがまばらなど不具合もあるので、日常的に作るには完成形とは言えないかな、という印象。
もう少し違ったアプローチも今後試みたいです。
ナベコ
酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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