グーグル、広告サービスに生成AI キャンペーン向けの文章と画像を生成可能(11月9日)
生成AIは「無限に作れるフォトストック」のように扱われることもあり、すでにそういう使い方もされているが、このグーグルの例は少し違う。キャンペーンに合わせて「一定のルールに則ったコンテンツを素早く作る」ことが狙いだ。
生成AIの収益源として広告が重要という声は多い。なぜなら、複数のメディアを介してパーソナライズされた広告が出るなら、広告に使われる画像やキャッチコピーはさらに大量に必要となるからだ。
同じような考え方でアドビもサービス化しているし、サイバーエージェントは社内ツールを整備済みだ。
来年春に向けて、実際の導入企業事例が増えていくことだろう。
NTTと元グーグル研究者による「Sakana AI」アーキテクチャーの研究開発で連携(11月14日)
Sakana AIは一線級のAI研究者が日本で起業、ということで注目されたところ。具体的なサービス開発はまだ先だが、「一流の研究者を誘致して日本を開発拠点に」という運動の実例として語られることも多い。
NTTとの関係はまだ始まったばかりであるようで、tsuzumiなどとの連携も具体的に決まっているわけではないという。
前述のようにNTTはtsuzumiでフェデレーションAIの開発を志向しており、Sakana AIもフェデレーション型に興味があるようだ。そこで初期段階として、まずはお互いが連携しつつ研究を進めよう……ということになったようだ。
このまま成果なく立ち消えにならないよう、がんばってほしい。
YouTube、生成AI利用コンテンツの開示を義務付け。従わない場合罰則も(11月15日)
生成AIでコンテンツを作ることは悪ではない。しかし、使ったら明示しなければいけない……というのは、大手が採るスタンダードな規制になりつつある。
逆に言えば、生成AIだと伝えずに使うことには悪意があり、アカウントの剥奪や訴訟などのリスクを抱えるということでもある。
明示して作られたものへの責任は作って公開したものが持つべきだし、明示されていないならリスクを大きく見て勝手に削除などをされても文句は言えない……という考え方になっていくのだろう。
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