AIアバターが説明員として、健康のアドバイザーとして登場
AIに関する展示も相次いだ。
なかでも、SHARP Tech-Dayにあわせて発表したシャープ独自のエッジAI「CE-LLM」を活用した展示に関心が集まった。
CE-LLMは、ChatGPTなどの生成AIとは異なり、ネットワークを介すことなく、それぞれの端末のなかで、様々な処理を行うため、リアルタイム性が高まり、より自然なコミュニケーションを実現することができるのが特徴だ。
会場では、CE-LLMを活用したAIアバターがバーチャル説明員としてSHARP Tech-Dayの展示内容を紹介したり、ヘルシオホットクックと会話を楽しみながら家電をコントロールしたり、エクササイズの結果をもとにAIヘルスケアトレーナーが対策をアドバイスしたりといった展示が行われた。
シャープでは、家電とネットワークを接続したAIoTを実用化しており、洗濯機や冷蔵庫、オーブンレンジなど、12カテゴリー877機種のAIoT家電を発売。すでに数100万台がネットワークに接続され、家電と対話するなどの用途でAIを活用している実績がある。
「今後、AIoT家電をはじめとして様々なデバイスがAIの入口になり、出口の役割を果たすことになる。AIoTでシャープが目指してきた世界が、CE-LLMによって、第2フェーズに入ることになる」と種谷CTOは語る。
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