ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチの最新モデルとして「HUAWEI WATCH 4」の国内リリースを発表した。発売日は11月24日で、予想実売価格は6万5780円。
スマートな流線型のデザインが特徴
eSIM搭載で単体での通話やナビゲーションが可能
国内のスマートウォッチの中でも高いシェアを誇る「HUAWEI WATCH」シリーズだが、ナンバーモデルのHUAWEI WATCH 4は、HUAWEI WATCH GT 4に対して、より先進的な機能やスマートなデザインを特徴としている。
そのHUAWEI WATCH 4の目玉はeSIM搭載。実は前モデルでもeSIMによるセルラー通信機能を搭載していたが、今回ついに日本向けモデルでも利用できるようになった。
製品の全体的な特徴を見ていくと、まず外観では腕時計寄りのHUAWEI WATCH GT 4に対して、近未来感のあるデザインを採用している。ケースおよびディスプレーは流線型の滑らかな曲線が売りで、スリム感を演出。ケースについては医療機関などにも用いられるサージカルステンレスの使用で高い耐久性を持つ。また、5ATMの防水性能で約30mまでのフリーダイビングも可能としている。
一方のディスプレーは1.5型AMOLEDで、前モデルと比較しても大幅にベゼルが細く、約72%の画面占有率となっている。またLTPO技術の採用で、リフレッシュレートを1Hzまで落とすことが可能に。腕時計のように常に時間が確認しやすい常時表示機能を利用していても省電力を実現する。
セルラー通信機能は、ユーザーが各自でeSIMを入手して利用する。なお、Apple Watchなどでは可能なスマホとスマートウォッチで同じ番号を用いる「ワンナンバーサービス」などは非対応(スマホとは別の電話番号を用いる)。なお、データ通信についてはドコモ/au/ソフトバンク/楽天の各社のeSIMに対応しているが(MVNO含む)、音声通話はドコモ/ソフトバンク系のSIMのみとなる。ナビゲーションは独自の「Petaマップ」を使用。山歩きで迷った際などに便利な「ルートバック」機能では、マップ上にこれまで進んできたルートを表示できる。
健康管理やワークアウトの関連機能については、HUAWEI WATCH GT 4との共通点が多い。「HUAWEI TruSeen 5.0+」では8つの光センサー、2つの光源で激しい運動中でも心拍数測定の精度が高められている。ストレス/血中酸素/睡眠などの各種モニタリング機能も引き続き搭載。転倒検知機能もあり、ユーザーが転倒した際に緊急通報をする機能が用意されている。
バッテリー動作については、2種類のモードがあり、「スマートモード」では約3日間、「超長時間バッテリー持続モード」では約14日間。後者の超長時間バッテリー持続モードでもワークアウト、ヘルスモニタリング、Bluetooth経由での通話に対応するが、スマートモードではさらにeSIM通話や単体でのナビゲーションなどが可能。
対応OSはAndroid 6.0/iOS 13.0以降。本体サイズは約46.2×46.2×10.9mm、重量(ベルトを含まない)は約48g。
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