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【今月の自作PCレシピ】奥さんに気づかれない!? 見た目は仕事用のブック型ゲーミングPC

2023年11月23日 10時00分更新

 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

ベテラン揃いのPCワンズを訪問

 8月に続いて、京都・大阪に行ってきたので、大阪日本橋にある老舗パーツショップのPCワンズを訪れて、自作レシピを提案してもらった。お店が老舗というだけなく、多くのスタッフが古くから自作をたしなんでおり、さまざま用途の構成を安心して相談できる。同店のスタッフ西野彰展さんが考えてくれたのが「嫁さんに内緒で仕事用PCをゲーミングPCに入れ替えちゃおう!」をコンセプトにしたマシンだ。

 前回の大阪編でお届けした「リビングに溶け込む小型高性能ゲーミングPC」と同じくスリム型のPCケースを組み合わせているが、見た目はコンセプト通りにビジネスPCデザイン。Core i5やGeForce RTX 4060を組み合わせて、価格はOS込みで17万円台になっている。

大阪日本橋の人気PCパーツショップのPCワンズ。同店配信の「ワンズちゃんねる」(毎週木曜日 19時~)もある

自作歴11年の西野彰展さん

古めかしいデザインのPCケースで嫁の目をごまかそう

 西野さんコンセプトで最も大事な「ゲーミングPCと思わせない」点の要になるPCケースには、サイズのスリム型PCケース「OTTER」を組み合わせている。まさにビジネス用PCというデザインで、今では珍しい5インチ光学ドライブベイも備えている。そんな見た目ながら、内部にはフルHDゲーミングを十分快適に楽しめるCore i5-13500や、GeForce RTX 4060、PCIe4.0対応の2TB NVMe SSD、32GBメモリーを搭載している。

スリムPCケースを使ったゲーミングPC

PCケースには、サイズのスリム型PCケース「OTTER」を採用する。スタンド使用時の本体サイズは、幅152mm、奥行き420mm、高さ315mmだ

デザインだけなく仕様も古めだが、会社PCとしてまだまだ需要があるという

電源ユニットは、標準装備のSFX300Wから、玄人志向の80PLUS GOLD認証を取得の「KRPW-SXP600W/90+」に入れ替える

オールプラグイン仕様で、6+2ピン PCI Expressコネクターを2基備えている

見た目は仕事用のブック型ゲーミングPC
CPU インテル「Core i5-13500」
(14コア/20スレッド、最大4.80GHz)
3万8960円
マザーボード ASUS「PRIME B660M-A D4」
(インテルB660、Micro ATX)
1万6980円
メモリー CFD「W4U3200CS-16G」pbr(16GB×2枚、DDR4-3200) 7630円
ストレージ ADATA「LEGEND 960 MAX ALEG-960M-2TCS」
(2TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万6480円
ビデオカード GIGABYTE「GeForce RTX 4060 OC Low Profile 8G GV-N4060OC-8GL」
(GeForce RTX 4060、 8GB GDDR6)
5万5800円
PCケース サイズ「OTTER」(スリムタイプ) 6980円
電源ユニット 玄人志向「KRPW-SXP600W/90+」
(600W、80PLUS GOLD、SFX)
1万3830円
OS マイクロソフト「Windows 11 Home 64bit」DSP版 1万8100円
総額(税込)   17万4760円

※価格は11月20日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

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