ボーズのQuietComfrotシリーズに最新モデルのUltraが登場。左がイヤホン「QuietComfort Ultra Earbuds」、右がヘッドホン「QuietComfort Ultra Headphones」
ソニーの1000XやボーズのQuietComfort、アップルのAirPodsのように、ワイヤレスのイヤホンとヘッドホンの両方に人気のモデルが揃うシリーズがあります。間もなくやってくるボーナス、年末セールのシーズンに向けて新しく購入するならばイヤホンとヘッドホンのどちらを選ぶべきなのでしょうか? ボーズが10月に発売したQuietComfortシリーズの新製品を例に取り上げながら、考えてみたいと思います。
ボーズ「QuietComfort」からイヤホン・ヘッドホンの新製品が同時発売
ボーズのQuietComfortシリーズには、ワイヤレスのモデルが登場する以前から独自のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンとヘッドホンがありました。
今年はフラグシップモデルとして、左右独立型ワイヤレスイヤホンの「QuietComfort Ultra Earbuds」と耳を覆うアラウンドイヤースタイルのワイヤレスヘッドホン「QuietComfort Ultra Headphones」が登場しました。どちらもパワフルな消音効果と、ボーズ独自の立体音響技術である「Boseイマーシブオーディオ」を搭載。クアルコムのSnapdragon Soundに対応したことで、音楽や映画など動画のサウンドも高品位に楽しめます。
ヘッドホンについては、筆者のようなメガネユーザーが「メガネをかけたまま」でも心地よく装着できたことを報告したいと思います。もちろんメガネのフレームの形状などによっても装着感は変わるので、あくまで筆者の感想ですがご参考まで。ぜひ実機を試着してみてください。
使いたい場面を入念にシミュレーションしよう
これから買うならば、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスのイヤホンとヘッドホンどちらを選ぶべきなのでしょうか。
まずヘッドホンとイヤホンでは当然ながら装着スタイルが異なり、サイズも違うことから可搬性に大きな差が出ます。
耳を覆うヘッドホンの装着スタイルは、日本の場合は秋冬の季節にフィットしますが、蒸し暑い夏に不向きです。コンパクトで防塵防滴仕様のワイヤレスイヤホンはスポーツシーンでも使いやすいメリットがあります。いわずもがな、可搬性の面でもバッグやポケットの中に入れて持ち歩きやすいイヤホンは有利です。
ボーズの新しいQuietComfort Ultraシリーズは、イヤホンとヘッドホンが同時期に発売されているため各製品間で機能の差がほぼありません。
一方でソニー1000Xシリーズの最新モデル「M5(マークファイブ)」は、2022年5月にヘッドホンが発売されてから、約1年が経って今年の9月にイヤホンが登場しています。ゆえに搭載する機能の新鮮味に若干の差があります。例えば新世代のBluetoothオーディオの規格であるBluetooth LE Audioには、本稿執筆時点ではイヤホンのWF-1000XM5だけが対応しています。
| ソニー最新「1000Xシリーズ」イヤホンとヘッドホンの比較 | ||
|---|---|---|
| 製品名 | WF-1000XM5 | WH-1000XM5 |
| 直販価格 | 4万1800円 | 5万9400円 |
| カラバリ | ブラック/プラチナシルバー | ブラック/プラチナシルバー |
| ソニー独自基準の「ノイキャン性能星評価」 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 外音取り込み | ○ | ○ |
| スピーク・トゥ・チャット | ○ | ○ |
| ハイレゾ対応 | ○ | ○ |
| ハイレゾ級高音質化機能 | DSEE Extreme | DSEE Extreme |
| 360 Reality Audio | ○ | ○ |
| 本体防滴仕様 | IPX4相当 | × |
| マルチポイント接続 | ○ | ○ |
| マイク通話対応 | ○ | ○ |
| おおよそのバッテリー持続時間(ノイキャンON時) | 8時間(イヤホン単体)+16時間(ケース2回充電) | 30時間 |
| おおよその充電時間 | 1.5時間(イヤホン)/2時間(ケース) | 3.5時間 |
| Bluetoothオーディオのコーデック | SBC/AAC/LDAC/LC3 | SBC/AAC/LDAC |
| 質量 | 約5.9g(イヤホン)/約39g(ケース) | 約250g |
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