「ゾンビを殺すのは犯罪?」などユニークな例で法律を解説
このように、波平さんの髪の毛のようにユニークな例を用いながらも、あくまで法律的な観点からきちんと解説している点が本書の魅力。だからこそ、「ああ、なるほどね」と納得することができるのである。
他にも「ウルトラマンが怪獣と戦う中で街を壊すのは犯罪ですか?」「ゾンビを殺すのは犯罪になりますか?」「裁判中に、裁判官がうんちをしたくなったらどうなりますか?」など、“答えがちょっと気になる”トピックス満載。
そのため読みものとして楽しみながら、法律の知識を得ることができるのである。
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おとな六法岡野武志、アトム法律事務所クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
筆者紹介:印南敦史
作家、書評家。株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年、東京都生まれ。
「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などで書評欄を担当し、年間700冊以上の読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた 親子で本好きになる25のゲームメソッド』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(以上、星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、などのほか、音楽関連の書籍やエッセイなども多数。
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