NTTとSakana AIは11月13日、サステナブルな生成AI社会実現に向け、小型で多様なAIを協調させるアーキテクチャの研究開発に関する連携協定を締結した。
小さなAIがつながって星座になっていく様子をイメージ
Sakana AIは2023年8月、現在の生成AIの爆発的な普及につながった「トランスフォーマー」モデルの提案論文である「Attention Is All You Need」の著者の1人であるリオン・ジョーンズ氏と、元グーグルBrainの日本部門を統括してきたデイヴィッド・ハ氏が東京で立ち上げたスタートアップ企業。
両社は、これまで培った技術を活かし、多数の小型AIを分散的に配置し、それらAI同士を効率的に連携させることで、単一のAIモデルの省電力化を推進する「AIコンステレーション」と呼ばれる取り組みを進めるほか、新しい価値を創出する言語モデルの構築にも取り組む。
タスクに応じて必要な小型AIがつながり、集合体として動作する様子を、星がつながり星座になっていくイメージと重ねて名付けられた「AIコンステレーション」は、省電力化による環境負荷の低減だけでなく、AI同士を自律的に協調させることで、新たな集合知が生まれる可能性も期待されており、今までにない、知識・価値を生み出すことで複雑な社会課題の解決をめざしていくという。
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